DCコミックスの悪役たちを集めて結成された「ザ・スーサイド・スクワッド」が、巨大な敵に立ち向かう姿を描くアクション。
圧倒的に不利な条件の下、減刑と引き換えに悪役たちが激しいバトルを繰り広げる。
監督と脚本を手掛けるのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなどのジェームズ・ガン。
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』などのマーゴット・ロビー、『パシフィック・リム』などのイドリス・エルバ、『ロボコップ』などのジョエル・キナマンらが出演する。
クレイジーなハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、最強スナイパーのブラッドスポート(イドリス・エルバ)、敵をチーズに変える能力を持つポルカドットマン(デヴィッド・ダストマルチャン)ら凶悪な犯罪者たちを集め、特殊部隊が結成される。
彼らは成功すれば刑期短縮、失敗すれば即死、命令に背けば首に埋め込まれた爆弾で殺されるという命懸けのミッションに挑む。
何ともハチャメチャな世界観の映画もあるもんだといきなりびっくりさせられる。
個人的にDCコミックや映画に詳しくないのでどれがどの悪役なのかさっぱり分からないがそれでも楽しめるようになっているようだ。
悪のヒーローらしくけっこうグロいシーンもあって着ぐるみみたいなキャラも出る割にコレは子供向けと言うわけでもなさそうだ。
DCの悪役ばかりがユニットを組むなんて逆アベンジャーズみたいな内容だが面白い発想だ。
ストーリーは単純なのだが登場人物がやたら多くそれぞれの関係やバックボーンがわかりにくくて話しにメリハリがないのでアクションシーン以外は退屈だ。
まあこの手の映画にそういうのを求めてはいけないのかも知れないがそういう意味では余程のDCコミックマニアでないと楽しめない。
その分アクションシーンは凄まじくこれに特化した作品と割り切ればかなり楽しめる。
コメディ要素もかなり盛り込んであるのだがコレもよく伝わらず正直笑えない(笑)
しかし悪党集団が戦うさらなる悪党がいるのだが結果的には陰謀が・・・という良くある展開にいったい誰が本当のワルモノなのかわからんようになる。
最後はどエライさんラスボス出てきてウォーキング・デッドみたいな阿鼻叫喚的になるのだがそれもコレだけ思い切って描いてくれたら清々しくて思わず見入ってしまっていた。
結果的にはなかなか面白かったザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結だった。
エンドロールを見るとまだ続編が作られそうだ。