らをた広島

食べ歩きブログ

犯罪都市

2004年ソウル。強力班のマ・ソクトは、ナイフで向かってくるヤクザにもひるまず、張り手一つでなぎ倒すコワモテ刑事。

ある日、ビリヤード場で刺傷事件が発生。被害者は毒蛇組の組員、犯人は対立するイス組の男だった。

ソクト刑事は難なく犯人を捕らえ、それぞれの組のボスの仲を取り持ち、街のバランスを保っていた。

しかしそんな中、中国から新興勢力の黒竜組が乗り込んでくる。

ボスのチャンは、情け容赦ない手段で毒蛇組を乗っ取り、次第に勢力を拡大していく。

縄張りを荒らされたイス組や、最大勢力の韓国人暴力団も黙っておらず、一触即発の事態に。

ついに強力班は組織の一掃作戦を立てるが…。

今やハリウッド映画にも出演しているマ・ドンソク主演のアクション映画。

amazonプライムで字幕版を観た。

ガッチリしたゴツい体型にコワモテでこの手のヤクザ映画にはうってつけの俳優と言える。

この作品もこのマ・ドンソクありきの作品でその魅力は遺憾なく発揮されているようだ。

作風はどことなく昔の東映ヤクザ映画の雰囲気があって自分も含めてこの手が好きなヒトにはたまらんだろう。

この映画の中の悪役は中国系のヤクザでコレがヤクザ映画だからって大袈裟に見えずリアリティがあるのが怖い。

こう言うのが日本にもいるかと思うと心底ゾッとする。

ストーリーは単純でわかりやすく悪役はキャラが立っていてヤクザ映画としてはよく出来ていて面白い。

一昔前の暴力的な取り調べなんかはあの「西部警察」を彷彿とさせてなかなか懐かしく思った(笑)

アクションシーンは最近の韓国映画やドラマ同様に驚くほど迫力があってこのクオリティが映画の質を一気に引き上げているように思える。

所々にお笑いもキッチリと仕掛けてあって飽きさせない工夫には頭が下がる。

ちょっと気になるのはストーリーに関係ない登場人物が多過ぎて結果的にとっ散らかってしまっている印象がある。

主演のマ・ドンソクはさすがの存在感で確かにこれならハリウッドからオファーがあるのも頷ける。

ラストはさすがにスカッとさせてくれたがとにかくマ・ドンソクのムキムキ凄い筋肉に目が奪われてしまった。

続編、続々編もあるようなのでこのままamazonプライムで観ることにした犯罪都市だった。