クリス・ヘムズワース扮する凄腕の傭兵タイラー・レイクの過酷な戦いをリアルなアクション演出で描き、Netflixで大ヒットを記録した「タイラー・レイク 命の奪還」の続編。
前作のラストでかろうじて命を取り留めたオーストラリア人の傭兵タイラー・レイクが、監禁虐待されているジョージアの残忍なギャングの家族を救出するという新たな任務に就き、再び命をかけた危険な戦いに身を投じていく。
「アベンジャーズ エンドゲーム」などでスタントコーディネーターを務め、前作で長編初メガホンをとったサム・ハーグレイブが今作でも監督を務め、ヘムズワースと再タッグ。
同じく前作から引き続き、「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズや「グレイマン」を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が製作、ジョー・ルッソが脚本を担当。
共演は前作から続投のゴルシテ・ファラハニのほか、「007 慰めの報酬」「ブラック・ウィドウ」のオルガ・キュリレンコ、「スカイライン 逆襲」のダニエル・バーンハードら。
Netflixで2023年6月16日から配信。
「タイラー・レイク 命の奪還」が非常に良かったので続編たるこの作品を期待して観た。
キャストもそのまま引き続きなので違和感はない。
激しいアクションシーンが売りの作品なのでこの手の作品が好きなヒトには待望の続編だろう。
相変わらずゴッツい男ばかりがどんどん出てきて基本的に映像はむさ苦しい(笑)
ストーリーはかなり単純でわかりやすく小気味よくサクサク進んで行く。
しかしタイラーレイクは無化調茶強くこれほどの無双ぶりはほとんどランボーだ。
それにしてもアクションシーンは緻密に考えられてシミュレーションされて構成されているのだろうが、圧倒的な迫力はハリウッドがまだまだ一番だろう。
この監督は特に長回し映像が好きなようで途切れなく延々と続くカメラワークは凄まじい映像でこれはかなり説得力がある。
悪役もキャラが立っていてわかりやすいのだがイカツイ似たような髭面ばかりでどれがボスキャラか時々わからなくなる。
前半は列車を、そして後半は都会の高層ビルを舞台にした戦闘は見せ所満載で目が離せない。
描いているのはテロとか言うよりももはや戦争で使っている武器も多岐にわたりミリタリーマニアにはたまらないだろう。
観てる方は楽で良いがコレだけのアクションを計算して作り上げるのは並大抵ではない事だけは素人ながら理解できる。
タイラーレイクはランボーばりのゲリラ戦には滅法強くて思わす笑ってしまう程だ。
高所恐怖症なので高いところでの闘いににはさすがにアタマクラクラするが、それにしてもどうやって撮影してるのか知らんが迫力がハンパない。
激しい戦闘の間にちょっとした展開があってまたアクションシーンとメリハリがあるので先がどうなるか何となくわかっていても全然見飽きない。
ラストは益々ランボーになっていくのだが悪役が卑怯でとても憎たらしくてコレがこの作品を盛り上げているのは間違いない。
長男のヘタレが最後までイライラさせられるが物語の都合上仕方がないのだろう。
これだったらまだ続編が作られそうだけどこれ以上のアクションとなるととんでもない制作費がかかりそうだけどネットフリックスならやってくれそうで期待してしまう。
今回も色んな意味で感激させられたタイラー・レイク 命の奪還2だった。
凄いわ。