らをた広島

食べ歩きブログ

モービウス

ノーベル賞に輝くほどの頭脳を誇り、数多くの患者の命を救ってきた医師マイケル・モービウス(ジャレッド・レトー)。
しかし、治療法のない血液の難病を幼いころから患っており、身体はやせ細り、松葉杖を使わなくては歩くことさえ難しかった。

病が命をむしばんでいくと感じた彼は、コウモリから採取した血清を投与するという治療に懸けてみることに。
その結果、病気は回復するが、超音波を発して周囲の状況を感知する能力や飛行能力を手にすると同時に、血液を激しく欲するようになってしまう。

マーベルのキャラクター、モービウスを主人公にしたアクション。
コウモリの血清を用いて血液の難病を治療したために、肉体や能力が激しく変貌した彼の運命を描く。
メガホンを取るのは『ライフ』などのダニエル・エスピノーサ

ダラス・バイヤーズクラブ』などのジャレッド・レトー、『オフィシャル・シークレット』などのマット・スミスに加え、『スパイダーマン:ホームカミング』で敵のバルチャーを演じたマイケル・キートンが出演している。

マーベル映画は個人的に好きなので楽しみに観たがモービウスというキャラクターは知らなかった。

平たく言うとヴァンパイアものと考えて差し支えないんじゃなかろうか。

ストーリーはそれほど難解ではなく比較的シンプルでわかりやすい。

いつものマーベル作品とちょっと違って言わばアクノアダークヒーローを扱っていて表現方法もヒーローものと言うよりホラーに近い。

最初ガリガリだった主人公が途中からムキムキになったがガリガリとムキムキが同一人物だっらこれはどうやってるんだろう?

本来ヒトを救うのが仕事の医者がヴァンパイアになって人間を襲うというコレまでにあり得ないような展開にどうなるのかさっぱり先が読めない。

ただ途中から軌道修正してマーベルらしいちゃんとしたヒーローものにだんだんと戻って行くのでちょっと安心した(笑)

後半は更なる悪党ヴァンパイアとの戦いになるのだが主人公の最初が最初だけにその正義にもイマイチモヤモヤが残ってしまう。

ラストの戦いも迫力があって見ごたえじゅうぶんなのだがオチの意味がよくわからなかったし最初から続編ありきの終わり方にはさすがに呆れてしまった。

マイケル・キートンはいつ出るのかと待っていたらラストにチョロっとだけ出ていてオマケにスパイダーマンにつながっていくとかココらへんも騙された感じがしないでもない。

全体に悪くないのだが新たなるダークヒーローとして持ち上げるにしてはどことなくその個性が中途半端な立ち位置に感じられたモービウスだった。