1997年、地球規模の危機から人類を救う技術“グリッド”を生み出し、空気のように消えた謎の女。
2021年、かつて人類を守った彼女が再び幽霊のように現れた――今度は連続殺人鬼の共犯者として。
この奇妙な連続殺人事件を捜査するのは、政府の捜査官キム・セハと女性刑事チョン・セビョク。
事件を追う内に、ふたりは全人類の未来を揺るがす巨大な謎に巻き込まれていく。
かつての救世主が、なぜ殺人者として戻ってきたのか? 不可思議な事件を解く鍵は、1997年と2091年―過去と未来にあった...。
絡み合う謎が解かれた時、衝撃の真実を目撃する...時空を超えた謎を解く追跡サスペンス・スリラー開幕!
ディズニープラスで公開された韓国ドラマ。
Grid(グリッド)はもともとは鉄格子や数値計算のマス目という意味だけど、本作では地球を覆って太陽風から守る防御シールドを指している。
物語は異常な太陽活動で地球に深刻な太陽風が吹き荒れて人間社会が脅かされている地球の危機を打破したのが「グリッド」と呼ばれる装置。
第一話が期待した程面白くなかったので観るのを止めようと思ったくらいだがそのラストで思い留まった。
しかしふだん滅多に見ない韓国車、特にヒュンダイ車のSUVがたくさん見れて勉強になるがどれもこれも何処かの国のクルマにそっくりで笑ってしまう。
まあかつては日本車もそんな時代があったので笑ってる場合じゃないような気もする。
韓国ドラマって第一話にかなり大きなインパクトを持ってきて全体の世界観やキャラクターを解説してくれるから大まかなコンセプトみたいなのが掴める事が多いが、このグリッドは展開がゆっくりなので3話でやっと理解できた。
逆に言うとそこ迄はガマンの展開になる。
謎が謎を呼ぶのは良いがここから少しづつ解いていくのだろうがこういう緊張感を持続させるような展開は韓国ドラマの十八番ではある。
ジャンル的にはSFミステリーとでもいうのか少なくともスリラーではないような気がするが、タイムトラベルの要素が絡んでくるので話しがこんがらかってしまう。
この謎の女を演じているイ・シヨンという女優さんはどっかで見たことがあるなと調べたらSweet Home -俺と世界の絶望-のあの勇敢な女性を演じていた人だったようだ。
中盤からタイムトラベルモノ特有の過去が変わったから変更された現在が描かれるがもうこんなると大概はわけがわからないようになる事が多い。
実際、後半にかけて意味がわからなくなりもう観るのを止めようと何度も何度も思ったがなんとか留まったが、やはり自分にはタイムトラベル関係は駄目だと再確認できた。
確かに近い将来にはアップルウォッチのようなスマートウォッチが犯罪捜査に広く使われるようになるのを予言しているようなシーンは参考になった。
折角だからとアクビ100回くらい飲み込んで何とかガマンして最後まで観た。
何ていうか時間を事由にコントロールできてオマケに瞬間移動出来るならどんなストーリーも自由自在だがそれを上手く生かしきれておらず難解になっただけみたいな展開は残念だ。
ラストもイマイチナンノコッチャわからんしさすがに続編が出来ても近寄らないでおこうと決めたグリッドだった。