宇宙移住計画を遂行するため、コールドスリープ中の男女2,000人を乗せた宇宙船コヴェナント号は、植民地の惑星に向かって宇宙を航行する。
最新型アンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)が船の管理を任されていたが、途中で事故が発生。
乗組員たちは必死で修復作業に取り組み……。
巨匠リドリー・スコット監督がメガホンを取った『エイリアン』シリーズの原点となるSFホラー。
移住のため宇宙船コヴェナント号で旅立ったクルーたちが、ある惑星で遭遇した出来事を描写する。
アンドロイドを『スティーブ・ジョブズ』などのマイケル・ファスベンダーが演じ、ヒロインを『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』などのキャサリン・ウォーターストンが熱演。
スコット監督が構築した世界観と衝撃の展開に絶句する。
元祖「エイリアン」や「ブレードランナー」などのSFの名作を残してきた巨匠リドリー・スコットによるエイリアンシリーズの今の所の最新作。
最初のエイリアンは確か中学生の頃に映画館で観たが怖かったのを覚えている。
その後エイリアン2,3と作られたが残念ながら徐々にクオリティーが落ちてしまったからしばらく見ていなかった。
ふたたび最初のエイリアンの監督であるリドリー・スコットならばと久しぶりにエイリアン:コヴェナントを観た。
コヴェナントは、英語では、“Covenant”ですが、元々は、約束、契約、盟約、合意、協定という意味だが普通の約束ではなく、拘束力を持つため、捺印証書や契約書の条項や特約も、“Covenant”と呼ぶそうだ
まあ「特別な契約」あたりの意味だろうがここでは母船の名前のようだ。
ストーリーは始まって少し経てば大体おおよそが見渡せてしまうのだがまあSF映画でよくある難解で訳のわからん自己満映画よりはマシだ。
展開的には初期のエイリアンを知ってるヒトならとても馴染みあるし期待に応えてくれる。
エイリアンと言えば過激でグロい表現とアンドロイドがお約束だがこの作品でもキッチリとその辺りを踏襲している。
そして凶暴なエイリアンとの死闘こそがこのシリーズのウリでもあるがエイリアンの生態について新たなる提案とかはなくココらへんもこれ迄と同じなので、エイリアンとの闘いの間の展開がただのツナギだけに見えてくる。
現代のエイリアンはもうほぼCGで描かれるのかと思っていたが人間大に成長した姿が着ぐるみ感があったのにはさすがにコントにしか見えなかった。
どうでも良いがは惑星にいたアンドロイドは最初長髪で識別しやすかったが途中で短髪にして他の乗組員と見分けがつかなくてコレが原因で話しがこんがらかってしまった(笑)
まあ悪役もキッチリいて戦闘シーンも非常に迫力があるしエンタメとしては見応えがある。
ただ自分のようにエイリアンヲタクでなくてもストーリーが読めてしまうのでマニアにはここらへんが物足りないだろう。
ラストの決闘はまさに手に汗握る展開に引き込まれてしまったし自分のような1作目エイリアン好きには満足できると思う。
リドリー・スコットは84歳だがこの続編をまだ作れるのなら是非ともお願いしたいと思ったエイリアン:コヴェナントだった。