幼いころ、結婚の約束をした祈本里香が交通事故で亡くなる瞬間を見た乙骨憂太は、彼女の呪いに苦しめられていた。
ある日、憂太の前に東京都立呪術高等専門学校の教師で、最強の呪術士の五条悟が現れる。
里香の呪いが原因で周囲の人を傷つけていた憂太は、呪術高専に転入し、里香の呪いを解こうとする。
芥見下々のコミックを原作にしたアニメの1年前が舞台の「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」を映画化。
幼なじみを事故で亡くした高校生・乙骨憂太が幼なじみの呪いに苦しみ、最強の呪術師のもとで呪いを学ぼうとする。
制作をMAPPAが手掛ける。
アニメ呪術廻戦のそれに至るまでのストーリーの映画化。
娘にコレ見ておかないとアニメの続きがわからないと言われたので観た。
そう言えば呪術廻戦のコミックスにも0巻ってのがあるのでこれを映画化したと思われる。
この作品の主人公の声はあのヱヴァンゲリヲンシリーズのシンジくんを演じていた緒方恵美さんなのでオドオドしている最初はシンジくんと被ってしまった(笑)
アニメ呪術廻戦の虎杖悠仁は出演しないが他のメンバーがそのまま出てるので違和感はあまりないし呪術廻戦の世界観はそのままだ。
MAPPAによる作画は相変わらずの迫力があって思わず画面に引き込まれる。
元々ネームバリューがある呪術廻戦シリーズだから声優にアイドルやタレントを必要としないという事情もあるだろうが、声優陣がしっかりしているので作品の安定感は抜群だ。
今や最も人気キャラになった五条悟は今回もとてもカッコよく描かれていてこの作品を通してまたファンが増えるんだろう。
ただ呪術廻戦の中でまさか純愛がテーマになって語られるのは意外だったが最後のオチもヒネリが効いていて面白いと思った。
最初どことなくは碇シンジに見えていた主人公も後半になるとこのストーリーに没頭していた。
呪術廻戦で泣けるシーンがあるなんてこれも意表を突かれた。
コレがコレからのアニメ呪術廻戦にどう繋がるのか見終わった時点ではサッパリわからんが単体の映画としても楽しめた劇場版 呪術廻戦 0だった。