実写ドラマ「幽☆遊☆白書」が14日午後5時からNetflix(ネットフリックス)で配信(全5話)された。
冨樫義博氏の大ヒット漫画が原作で、北村演じる主人公の浦飯幽助と仲間たちが妖怪と戦う姿を描くファンタジーアドベンチャー。
VFXも使ったド迫力映像は、強烈なインパクトを与えている。
浦飯幽助:北村匠海
蔵馬:志尊淳
飛影:本郷奏多
桑原和真:上杉柊平
雪村螢子:白石聖
ぼたん:古川琴音
雪菜:見上愛
鴉:清水尋也
コエンマ:町田啓太
幻海:梶芽衣子
左京:稲垣吾郎
戸愚呂兄:滝藤賢一
戸愚呂弟:綾野剛
武威:荒井敦史
温子:伊藤歩
今や地上波ドラマの数倍の制作費がかけられているネットフリックスドラマの最新版。
東京卍リベンジャーズに引き続いて北村匠海が不良少年の主役を張っているが最近のこの手の作品は北村匠海か山﨑賢人が主演しているイメージがある。
昔はよくあったヤンキー物も一時は全く観なかったが「今日から俺は!!」あたりから、その時代を舞台に復活しはじめたようでこの作品もその延長にあるのだろう。
原作も読んではいないがかなり前の週刊少年ジャンプのマンガだったように思う。
キャストも映画並みにかなり豪華で人気俳優のヤンキー姿はこの作品の見どころでもある(笑)
特に志尊淳、本郷奏多はヤンキーのイメージが全然ないので個人的にかなり興味はある。
それにしてもヤンキーもそうだが今どき、学ラン&セーラー服って絶滅危惧種じゃなかろうか(笑)
さすがネットフリックスだけあってCGは映画並みに上質でソレがこの荒唐無稽なストーリーにリアリティを持たせている。
このクオリティのCGが無ければ確かに実写化は到底無理だったと言うのは簡単に理解できる。
格闘シーンも気合いの入り方が最近のショボい地上波ドラマとは桁違いで役者さんも身体を張っているのがよくわかる。
どのマンガも主人公はヤンキー少年なのにヒロインはほとんど同様のヤンキーでないのは何が理由があるのだろうか?(笑)
全体として呪術廻戦やチェンソーマンの路線と考えたら良いようで妖怪と闘うヤンキー高校生という設定はマンガに於いては鉄板なのかも知れない。
稲垣吾郎は久しぶりに観たがこの作品では悪役で以前はそれほど演技力があるとは思えなかったが年齢を重ねたからかわからないがかなりの存在感がある。
ただ他の役者が手練れが多いのもあって、面構えは悪くないがラスボスとしての狂気というか迫力みたいなのが足りないようでもう少しどうにかならんかったもんか。
梶芽衣子がドラゴンボールの亀仙人のようなキャラクターで出てくるが実際に亀仙人の特訓のようでもしかしてここら辺は影響を受けているんだりうか。
今回は全5話なのでどうまとめるのか興味があったのだがどうやら冒頭の5人のメインキャラ紹介といった内容の色彩が強く、このドラマははじめからシリーズ化するつもりだったようだ。
ストーリーは一応あるがまあ戦闘シーンのド迫力を楽しむ作品で細かい事はあまり気にしない方が良さそうだ(笑)
そうだとしても日本のドラマにしては見応えがあるしやはりネットフリックスの資金力と言うのは大したもんだと認めざるを得ない。
ただここ迄やるのなら個人的にはもっともっとグロくした方が良かったんじゃないかと感じてしまった。
ただこんな本格的なドラマを観てしまったら目が肥えてしまってそこら辺のお手軽地上波ドラマなんかアホらしくて観ていられなくなりそうだ。
一話54分で5話ではあるがなかなか面白かったのでたった1日で一気に全部観終わってしまった。
最終話の綾野剛との闘いはとにかく全体に間延び感があってもう少しサクサク展開させられたと思うがどうしてこうなったのかわからんが残念だった。
終盤に来てやや失速してしまった印象はあるがソレでも予算がかけられた分だけのクオリティはある幽☆遊☆白書だった。