近くのコンビニで237円で購入した麺ニッポン 尾道ラーメン。
「今週のおすすめ商品」って書いてあったからつい手に取ってしまったのだが後日近所のスーパー数軒でもっと安い値段で山積みされていたのをみてショックを受けてしまった。
「いりこだしを利かせたしょうゆベースのスープに、豚の背脂がたっぷり入っているのが特徴の「尾道ラーメン」。ご当地の素材にこだわり、瀬戸内産のいりこ粉を使用しています。また、瀬戸内ブランド推進連合による「瀬戸内ブランド」の認定を受け、さらには尾道観光協会からも推薦をいただいた、地元が認める一品です。」
「日清食品は、カップめん「麺ニッポン 尾道ラーメン」を2016年2月29日に全国で発売する。
「麺ニッポン」シリーズは、全国各地に根差した麺文化を地元の団体や自治体とともに日本全国に発信する、地域密着型のブランド。シリーズの第7弾は、広島のご当地麺「尾道ラーメン」。
つるみとコシのあるノンフライ麺。尾道ラーメンの特徴である、たっぷりの豚の背脂に、いりこだしを利かせたしょうゆベースのスープ。ご当地の素材にこだわり、瀬戸内産のいりこ粉を使用している。具材は、チャーシュー、メンマ、ネギ。
パッケージには、「尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市」として日本遺産に認定された、尾道市の風景写真（尾道観光協会提供）を使用している。」
尾道ラーメンだから広島地区限定なのかと思ったら全国発売される商品のようだ。
これまでこの手のカップラーメンで尾道ラーメンってのは少数だったしあっても単なる醤油ラーメンに無理くり背脂のっけました！ってのが多かったらまあまともなのは見たことがない。
この液体スープの出来にその多くがかかっていると思うが比較的香りは穏やかでなんだか「大丈夫なんか？」と不安になってしまう。
かき混ぜて完成だ。
尾道ラーメンといえば平打ち麺だがここらへんはまあ妥協せんならんのだろう。
ネギと別のふくろに入っていたフリーズドライのメンマとチャーシュー。
メンマはこの手のやつにしては太くて立派だがチャーシューはペラペラでまあこんなもんだろう。
あまり期待しないで麺を啜ってみたがさすがは生麺風のノンフライ麺は平打ち麺ではない通常のタイプであってコシがあってびっくりするほどの旨さを持っている。
小さいがちゃんと背脂の浮いているスープだがハッキリ言ってこれは舌を巻いた。
ヘタするとこれより不味いスープの尾道ラーメンのお店はゴマンと存在するんじゃなかろうか。
昨今の高速道路のサービスエリアの尾道ラーメンも劇的にレベルを上げてきている理由がここにあるのかもしれない。
麺のレベルに合わせようとするとこれくらいのハイレベルの尾道ラーメンのスープが出来上がってしまうのだろうがそれにしても200円程度のカップ麺などと決してバカにできない実力をもっているのは確かだ。
尾道ラーメンをメインに据えてるラーメン屋さんはこんなカップ麺が全国にばら撒かれるなんて大変だろうな〜、とへんな同情を禁じ得ない麺ニッポン 尾道ラーメンだった。
