雁木 槽出あらばしり 純米無濾過生原酒(八百新酒造)
岩国の八百新酒造の雁木 槽出あらばしり 純米無濾過生原酒。
名称:雁木 純米無濾過生原酒 槽出あらばしり
製法情報:無濾過生原酒
精米歩合:60%
酒米:山田錦
アルコール度:17~18%
酵母:不明
日本酒度:不明
「瓶の底に「おり」が白くたまり、
振るとゆらゆらとうすにごりのきれいなお酒です。
「おりがらみ」ファンに特にお勧めの日本酒です。
黄緑っぽくぽつぽつと白い滓が浮かんでいます。
香りは、フレッシュで酸味も感じます。
口に含むと、酸を舌にちりちりと感じながら、
勢いのある味わいがスピード感よく駆け抜けていきます。
かすかなフルーティさを感じるボリューム感いっぱいの含み香、
酸が印象的な力強い味わいです。
うまみたっぷりながら切れよくスッと消えていくので、
飲み飽きせず盃が進みます。
少し温度が上がると、よりうまみたっぷりのボリューム感です。
新酒一番人気の豊盃とも、おりがらみが人気の雑賀や奥播磨とも、
やはりどの日本酒とも違う、雁木独特の個性を感じさせてくれる
「心ゆさぶる」日本酒です。
「新酒はあまり好まない!」という日本酒通にも、
十分満足していただける味わいと思います。
「おりがらみ」は、日本酒を搾ったときにまだ少し白濁したにごり部分
(通常はこのおりがすべて下に沈殿するのを待っておりを取り除く)を
そのまま残して瓶詰めするものです。
無濾過生原酒ファンにも純米酒ファンにも、しっかりファンが根付いた山口の雁木、今年の新酒も期待を裏切りません。
この槽出(ふなで)あらばしりは、純米無濾過生原酒のおりがらみを
新酒時にだけ瓶詰する日本酒です。」
去年もこれの同じのを呑んで旨かったので今年も発売月に忘れずに購入した。
2700円に消費税込みで2916円。
開封すると吟醸香は仄かでこれが香りで呑ませるタイプの日本酒ではないことがわかる。
無濾過の新酒ということで通常の雁木と比較してもかなり荒々しい感じが残り好き嫌いが分かれそうだ。
要は寝かせた日本酒のような角のとれた洗練された円やかさよりわずかな酸味や苦味もプラスされた荒くれた雁木も個人的には悪くない。
秋の熟成された雁木も良いがやっぱり新酒のこの季節もいろいろ楽しませてくれる。