らをた広島

食べ歩きブログ

雁木がんぎ anotherアナザー(もうひとつの・・)純米無濾過生原酒(八百新酒造)

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原料米 日本晴 

精米度 80%

アルコール度 17%

¥2,200 (税込 ¥2,420)

山口県岩国市の地酒・雁木の八百新酒蔵の個性あふれる雁木は、岩国の自慢・錦帯橋を思わせる雄大なスケール、飲んだ人の心をゆさぶる日本酒です。

2020年、山口の地酒・八百新酒造から、雁木 anotherアナザー(もうひとつの・・)純米無濾過生原酒、純米生原酒でこの価格!!

anotherアナザー、もうひとつの雁木は、今までの雁木とは造り方が違う、これまでの雁木とは一線を画す味わいに仕上がっています。

しかし、雁木のDNAはしっかりと引き継いだ日本酒、それが雁木anotherアナザーです。

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低精白の普通米を原料にして純米酒を仕込みました。
このチャレンジは、使用米のほとんどを山田錦(一部、西都の雫)、且つ60%より白く磨いた白米のみにゆだねて蓄積してきた、雁木の造りのノウハウが低精白普通米にどこまで通じるかを試す機会となりました。

そして蔵人の緊張の中、搾りあがったお酒を試したとき、その想像以上の出来栄えに、蔵人同士お互いの目を見合わせました。

出来上がったのは、まぎれもなく雁木でありながら味わったことのない“もうひとつの雁木”でした。

この機会に定番の雁木と飲み比べていただければ幸いです。
この味をストレートに体験していただきたく、無濾過生原酒のまま瓶詰めしています。

日本酒の香りは、華やかさもあります。
口に含むと、なめらかでしっかりしたうまみのある飲み口、酸味を中心にした含み香は、かすかにフルーティなニュアンスもあり、また低精白ならではのお米のうまみとコクをしっかり感じる味わい、低精白でもけっして雑味があるわけではなく、味の幅を広げるうまみとしてバランスを取っています。
この価格としては十分すぎるうまさと思います。

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要は高い酒米ではなく一般的な安い食用米を用いしかも80%という低精白で醸すという旨い酒ができるとは思えない安酒造りを敢えてやって低価格で販売するという企画商品だ。

これで不味けりゃ誰も見向きもしないのだがソコソコどころかかなり旨いのには呆れてしまう。

実は個人的にこのanotherは気に入っていて毎年のように購入して楽しませてもらっているのだが今年のもかなりのもんだ。

確かにもう少し効果な酒と比較すれば僅かな雑味やクセのようなものを感じるがこれを個性と捉えることも全然可能だ。

何よりこのレベルを2千円そこそこで飲めること自体、マニア(高くて旨いのは当たり前、安くて旨いのを見つけるのが醍醐味と考えている)にとっては喜びだし幸せに感じてしまう。

今年も感謝を感じつつあっけなく全部飲み干してしまったのだった(笑)