すしざんまいの前のビルの2階にある寿司屋さん。
ここでもうひとりと待ち合わせてお店に入った。
店内はいわゆる「高級寿司店」の雰囲気がムンムンでもちろんメニューや値段表などはない。
今日はコースを予約してある。
最初は季節の鱧。
上品な味わいでいきなり先制攻撃されてしまった。
次にアサリの茶碗蒸しのような一品で、こういう展開になると日本酒（久保田の純米大吟醸）が欲しくなる。
珍しいアナゴの刺身。
これは今までに食べたことがある。
イシダイの刺し身。
さすがにこれは釣ったことがないし初めて食べたがウワサ通り絶品だ。
アナゴの刺身、イシダイの刺し身の器はこんな感じで面白い。
カレイの刺身。
カレイは冬によく釣れるので旬は冬かと思っていたが大将に夏が旬だと教えてもらった。
シラスの刺し身。
これも食べたことがなかった。
再び鱧の今度はフライなのだがこのタルタルソースは自家製でこれだけで食べられるレベルで、タルタリストとしては実際単体で全部食べてしまった（笑）
もずく酢が最後でここから握り寿司にはいるのだが最初に置かれたこのショウガのウマいことウマいこと。
変な話これだけで日本酒バンバン呑めまっせ（笑）
高級寿司だけあって一貫づつ提供されるのだが全部醤油を自分でつけたりしないでそのまま食べるスタイル。
確か鱸とアジの握り。
これはちょっとめずらしい鱚のにぎり。
そしてまぐろ。
ここで日本酒を広島産「白鴻」にチェンジ。
種類は忘れたが貝のにぎり。
通常は口直しのガリだがここのはこれだけで立派な一品で正直これを食べるのが楽しみになってしまっていた（笑）
にぎりのド本命、トロ。
もうこれには言葉もアリマセン・・・
これもちょっと珍しいエビの軍艦。
言わずもがなのウニ。
ここでキノコの味噌汁がでてきたのでもう終わりなのかなと油断してしまった。
にぎりの〆はホコホコのアナゴだった。
個人的にアナゴのにぎりはたまらんくらい好きなのでこれには完全にノックアウトされてしまった。
デザートと思われる玉子焼き。
これが甘くてこういう使い方もあるのかと思った。
このおまかせコースがお酒抜きで税込み14300円。
これが高いか安いかは個人の価値観によるものが大きいと思うが厳選された材料や洗練された調理、それに落ち着いたお店の雰囲気など高級寿司店に相応しいと感じた。
たまにはこういうトップレベルの日本料理を堪能するのも決して悪くない鮨 稲穂のおまかせコースだった。
