ひろみ食堂(山口県熊毛郡平生町)カツ丼
柳井市の少し外れにあるひろみ食堂。
開店時間の11時半少し前に着いてしまったのだがもうタクシーとか停まっていてお店も開いているようだ。
それにしてもいかにも、といった雰囲気のある食堂で広々とした駐車場がここがど田舎であることを物語っている(笑)
押しなべて低く抑えられた値段が目を引くメニュー。
実はこのお店はNHKのテレビ番組で紹介されて知ったのだが、その番組中で紹介されていたカツ丼狙いでやってきた。
しばらく待ってキタヨ!ひろみ食堂のカツ丼600円!!
なぬーー!このボリュームで600円とな!!あり得ない!
全体を覆っているタマゴはトロトロ半熟ちょっと手前くらいで火の通し方が素晴らしい。
注目のトンカツはそれほど肉厚ではないがそれでもじゅうぶんな大きさ、柔らかさでこれで600円でえええのかと思ってしまう。
時間が経つと全体の熱がタマゴに伝わって徐々に黄色くなっていくがそれでもまだまだふわふわでこの食感はたまらない。
このカツ丼が珍しいのはトンカツの下にえのき茸が敷いてあることでこれは初体験だ。
だけどその主張は控えめで食感だけの効果のようだ。
半分くらい食べたこととでテーブルに置いてあった一味をかけて辛味をプラス。
もともと甘さが前に出たどっちかというとお子ちゃま向けの優しい味付けだからこの辛さはビシっと全体を引き締める効果があるようだ。
付け合せのタクワンも後半になっての口直しには最適でなかなかバランスが考えられていると感心してしまった。
下にある御飯もみっちりぎっしり詰め込まれていて普通の男でもお腹がいっぱいになる。
この味、量の内容で600円は誰がどう考えてもバーゲンプライスとしか言いようがなく素晴らしいと絶賛するしか無い。
まあ場所が場所だけにこうなったのかもしれないがそれにしても、自分にとってマジでこれまでで一番旨かったカツ丼だったことは疑いようがない事実だった。