
らーめん まつうら。
いわゆるふじもと系列のお店ながら元祖のふじもとより多くの魚介スープを開発している新進気鋭のラーメン屋さん。


入り口近くにある自動券売機を見ると「さんま」「まぐろ」「エビ」「ホタテ」「あさり」の定番に加えて「いわし」「とびうお」「鯛」「さば」「焼きさば」「かつお」果ては「牡蠣」に「さわら」ってのまであって圧倒的なバリエーションだ。

さてそんな中、今回は気まぐれでとびうお醤油780円をお願いした。
若い大将を中心にご両親と3人で切り盛りされる家族経営のようで店内の雰囲気も悪くない。

期待した通りアゴだし香るラーメンで麺は一般的なストレートだがしっかりコシがって食感が心地よい。


ふじもと系の特徴であるうずら卵とゆで豚のようなチャーシュー。
これはこれで個人的には気に入っている。


ただネギは広島風激辛つけ麺のようなパーマした長いタイプでこれはここのオリジナルなのだろう。
スープに浸っているとこんな風にしんなりしてシャキシャキ感がなくなってしまうので通常のカットのほうが良いような気もする。

トンコツと鶏、そしてとびうおのスープは醤油でがっちり纏められて個性的ながら濃厚なコクがあって相当なもんだ。


後半は味変を楽しむべく卓上の辛子玉ねぎを少しだけ入れたがピリッとした味わいも悪くない。


あまりのウマさにスープまで迷うことなく完食。
丼の底には粉が多く沈んでいたが食べている間は粉っぽさはちっとも感じなかった。
同行した息子は「さわら」スープを注文していいたが替え玉していたから旨かったのだろう。
ふじもと系列ながら独自の路線を歩み続ける若い大将のこれからに期待せずにはいられない。