らーめん ふじもと(西区)さんま醤油らーめん
西区のかなりわかりにくい場所にあるらーめん ふじもと。
実はこの店に来るのは10年ぶりくらいになるのかな。
この店の前の道路は非常に狭く店舗前駐車場にクルマや大きなバイクを入れるのは運転に自信のない自分にはツライ作業だし、かと言って別の場所にある駐車場に入れるには自分のクルマの腹を擦ってしまうという2重苦。
だから今日は自転車でやってきたが、開店前なのにもう数人の待ち客がいてこの名簿に名前を記入した順に呼ばれたヒトだけ入店できるという人数制限入店システム。
以前は会員証提示で50円安くなったもんだがもう廃止されたようだ。
それに確か750円だったラーメンも税込み900円スタートに値上がりしているのも時代の流れか。
本当に久しぶりなのでワクワクしてたらキタヨ!!らーめん ふじもとのさんま醤油900円。
ウズラの煮玉子がてっぺんにトッピングされたのは以前と全く変わらない。
やや細めのストレート麺も昔と変わらず調度良いコシを伝えてくてそうそう!!コレコレ!!懐かしい!
広島にこの手の魚介系ラーメンを持ち込んだ先駆者のような役割を果たしてきたらーめん ふじもとだがコッテリしていてそこにさんまの魚介がスッキリと旨みを覆いかぶせるようなこのスープは10年経った今でも輝きを放っている。
バラ肉を茹でただけみたいな独特のチャーシューはラーメンに入れる直前まで網で焼かれているので香ばしさと暖かさを加えてくれる。
これも変わってないな〜
後半になっても以前と変わらぬ旨さでのもてなしに嬉しくなって替え玉150円を注文してしまった。
麺が来るまでの間、卓上のタマネギで味変を楽しむことにした。
昔はこのタマネギの追加に驚いたものだが最近じゃメジャーになってきて珍しくもない。
だけどここのはもう一つ唐辛子タマネギまであってこれは注意して入れないとスープの味まで激変してしまう。
そしてついでにウズラ煮玉子を楽しんでいたら替え玉がやってきた。
ここの替え玉はユニークで麺を残ったスープに入れるのではなく、この丼まで熱くしてある替え玉の丼に今までの残った丼を移すという変則的なやり方だ。
おそらくは替え玉に返しが少しかけてあるのでもう一度最初からアツアツ濃厚なさんま醤油ラーメンが復元されるというギミックになっている。
当然だが麺にゴリゴリのコシが蘇りスープも少し濃くなって食べ飽きるどころかますますその旨みに取り憑かれてしまうかのようだ。
更にタマネギを追加してこの複雑怪奇なラーメンに甘さと辛さを与えて実に素晴らしい。
う〜〜んスープまで完食すると丼の底にとんこつ由来の骨粉が溜まっていた。
たしか以前もココはけっこうスープのアタリハズレというかブレがあったと思うが今日はどうやらアタリの日だったようだ。
ここの暖簾分けのようなふじもと系と呼ばれるお店が劣化している昨今に於いて、ふじもと系の元祖たるプライドはしっかり守られているようだ。
どうやら夜はお好み焼き屋になるようが広島の魚介系ラーメンの雄としていさかかも衰えていないらーめん ふじもとに安心して店を後にしたのだった。