麺屋一 ICHI - らをた広島

「らーめん」ってでっかい看板が見える。
広島市西区楠町のすこしわかりにくいところに麺屋一（ICHI)がある。
ここは以前「あ味」っていうこのへんじゃ有名なホテルシェフが開業した美味いラーメン屋だったところだ。
あ味は何度か来たが優しいがコクのあるかなり旨い醤油とんこつラーメンだった。
聞くところによるとその「あ味」の大将の後輩のこれまたホテルシェフが新たにこのお店をやってるらしい。
あ味と同様にご夫婦で切り盛りしてられるようだ。

お店の前に一台、道路挟んでもう二台ほど駐車場がある。
このお店の対面の駐車場は後ろ気をつけないと奥行きがないのでぶつけやすいだろう。

メニュー。
醤油ラーメンと塩ラーメンがあるようだ。
塩ラーメンは黒ニンニクと書いてある。
ふむふむセオリーではメニュートップの醤油を注文するのがベストに思われるがここはへそ曲がりに黒ニンニク塩のオススメと書いてある味玉らー麺にすることにした。

メニュー裏面。
なかなかオモシロいのがある。
「でっかい」の文字がわかるように消された（笑）ギョウザもだが「豚を、のっけた、もやし」これはもやしチャーシューなんだろうか？
居酒屋メニューのようなもんなんだろう。

卓上には割り箸とレンゲ、胡麻に胡椒。
比較的シンプルにまとめてある。
そういえば最近胡椒を全然使わなくなった。
その方が美味く感じるラーメンが増えたってことなんかな？
特に魚介系スープの場合は胡椒は合わないように思う。

黒ニンニク塩味玉らー麺720円。
なるほど～黒ニンニクとは熊本ラーメンのようなマー油のことなのね。
焦がしニンニクがトッピングされた最近流行の塩とんこつラーメンだ。
これはこれまでありそうでなかった面白い取り合わせ。
どろっと少しとろみを持った優しいとんこつは「あ味」を彷彿とさせる。
塩だれで上品に味付けされていて黒ニンニクがコッテリ感を添えて構築されているその味はマジでかなりのもんだ。
先日の金田家のあぐーらーめんがどや顔で投じた150km/h後半どまんなかの渾身のストレートならこれはストライクからボールに逃げる高速スライダーか？
なんか自分でもよくわからん例えだが（笑）とんこつの変化球としてじゅうぶん面白いと感じた。