らをた広島

食べ歩きブログ

CRM250R

私の下を通り過ぎていったバイク達シリーズ(笑)第五弾!!
過去の遍歴を赤裸々に綴るこのシリーズ。
今回はホンダCRM250R初期型。

大学を卒業し就職のため大阪から広島へ帰省した頃、職場で知り合った人がオフロードバイクに乗っていた。
その人と何度がZXR750でツーリングに行くうちにオフロードを走ってみたくなり中古で激安の初期型ホンダCRM250Rを買い増しした。
本格的にオフを走るならとヘルメットもゴーグル、グローブ、ジャージ、オフロードブーツ、モトパン、プロテクターと一式全部購入した。
バイク本体の値段よりもこれらの周辺パーツ購入の方にオカネが沢山かかった(笑)
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初めて乗るオフロードバイクは鮮烈で高いアイポイントや自由度の高いポジションはワクワク感を抑えられなかった。
暫くして林道ツーリングに誘われた。
初めての本当のオフロード。
待っていたのは感動ではなく己の不甲斐無さを思い知ること。
曲がらない、止まらない、まっすぐ走れないと三拍子揃い全然まともについていけない(涙)
オンロードの技は全く通用せず、これまでいかにタイヤのグリップに頼りそれのお陰で下手くそなりに誤魔化して走っていたか思い知ることになった。
まずは基本姿勢のスタンディングを教えてもらった。
バイクってシートに座るよりステップに立ち上がった方が重心が下がり安定することも初めて知った。
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オンロードではあまりしない前後の体重移動もならった。
例えばブレーキング時は目一杯後ろに、コーナーリングから立ち上がりにかけては極端なリーンアウトフォームで前輪に加重しないと確かにうまく曲がらないことがわかった。
あと水溜り通過時等のウィリーの有効性や後輪ブレーキをキッカケにしてドリフトに持ち込むと技など今まで知らない事だらけ。
ジャンプなど口から心臓が飛び出す程怖かった。
ジャンプ時の姿勢制御にジャイロ効果を使うとか言われても最初はなんのことか理解すらできなかった。
おまけに林道一本走ると頭から湯気がでるほど体力が必要であまりのスポーツ度の高さに魅了されハマりにハマった(笑)
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毎週末は一人か知り合いと林道に走りに行って練習したものだった。
今はもう宅地になっているが呉市の広町にモトクロスコースもどきがあってそこへもしょっちゅう走りに行って地元のウマいライダーにへばりついて走ったりしていた。
段々技術が上がってくるとパワフルな2サイクルエンジンは申し分ないのだがCRM250のそのギア比に不満を持つようになった。(腕がなさすぎて他の欠点がわからなかったとも言う(笑))
確かにオンロードでは都合いいのだが、オフロードでは一番使う2速がハイギアードでエンジンのパワーバンドに入れようとするといちいち半クラッチを駆使しないといけない。
しまいにはクラッチが滑りまくりになってきたのでこわれそうになり買い換えざるを得なくなった。
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その頃ちょうどカワサキ専門店に勤めているオフ車の上手い友人ができて彼からいろいろ教えて貰うようになった。
ここからカワサキ信者への転落人生となっていくのであった(笑)