らをた広島

食べ歩きブログ

プリンセストヨトミ



この夏の話題作。
DVDで観た。
堤真一主演の日本映画。
舞台は現代の大阪なのだが戦国時代とリンクして摩訶不思議な物語が繰り広げられる。
自分は大学時代に大阪のしかもこの映画の舞台である空堀商店街のすぐ近くに住んでいて買い物や食事に頻繁に通っていた。
古き良き下町風情に溢れた空堀商店街の懐かしさとともにあのあたりは確かに大阪城の西のはずれだったなあと懐古してしまった(笑)
秘密のケンミンSHOWで他の都道府県と違って大阪だけは完全に別格扱いにされ毎度毎度取り上げられる程ネタだらけの土地柄。
実際人々はボケとツッコミで日常会話をし安くモノを買った事を自慢し日本全国どこに行っても頑なに関西弁を喋りまくり安くて旨い食い物がそこらじゅうに溢れれかえり浪花節と言われる人情に厚く「ありがとう」を「おーきに」と言い親愛の意味で「アホ」と話すホントにオリジナリティの塊のような街が大阪。
確かにこんな大阪愛に満ち満ちた内容の映画があっても不思議じゃない。
大阪の特殊性を増幅させたそのストーリーはかつて大阪に7年も住んでいたエセ大阪人の自分にとってはなんとなく理解できる。
しかし大阪のそんなところがわからないヒトにとってはちんぷんかんぷんになるかも知れない。
エセ大阪人として気になったのは大阪人として出演されてる役者さんをアニメじゃりン子チエの声優さんたちのようなネイティブな関西弁を話す人選にすべきじゃなかったかなー。
大阪を愛する映画なら本当に大阪を愛するスタッフでこだわり抜いて仕上げて欲しかった。