週刊ヤングマガジン連載の南勝久の漫画を、『永遠の0』などの岡田准一を主演に迎えて実写映画化。
天才的な殺し屋が休業し、一般人として生活するさまを描く。
共演には木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、安田顕、佐藤浩市らが集結。
脚本は『20世紀少年』『GANTZ』シリーズなどの渡辺雄介、CMディレクター出身の江口カンがメガホンを取った。
標的を6秒以内に仕留める圧倒的な腕前から裏社会で恐れられる殺し屋、通称ファブル(岡田准一)は、ボス(佐藤浩市)から「殺し屋を1年間休業し、大阪で一般人として普通の生活を送る」というミッションを命じられる。
1人でも殺したら処分されるという条件のもと、佐藤アキラという偽名を使い相棒のヨウコ(木村文乃)と兄と妹という設定で、生まれて初めて普通の生活をすることになる。
木村文乃が出てるので観た(笑)
漫画が原作の映画のようだが要は伝説の殺し屋が1年間一般人として暮らす話のだがそんなのが面白いんか?と疑問に思った。
以前にケンコバがラジオでこの原作の真黒組の若頭海老原のイメージモデルは自分じゃないかと思うので自分が演じたいと話していた。
ただ実際は安田顕だったので文句が言えないとも話していたのが印象的だった。
舞台は大阪、出演者は全部関西弁。
主演の岡田准一よりクセのある脇役の柳楽優弥や佐藤二朗の存在感が凄い。
それよりもう40年以上も前のハコスカGTRのキレイな保存ぶりには頭が下がる。
ストーリーはマンガ原作の割にはリアリティがあって大人の鑑賞にじゅうぶんに耐えられるので非常に面白い。
山本美月が可愛そうなヒロインなのだが相変わらず素人丸出しで足を引っ張っている気がしないでもないが周りのフォローがお釣り来るくらいで、特にヤクザ役の俳優さんはとにかく迫力ある。
見どころはなんと言ってもラストの格闘シーンでCGも駆使されているようで最近の日本映画もなかなかやるな〜と手に汗握ってしまった。
それにしても役者さんたちのヤクザ演技も見応えあるし起承転結のメリハリもあってズバリ、ヒトに勧めたくなるザ・ファブルだった。
エンドロール後のオマケも必見だ(笑)