らをた広島

食べ歩きブログ

広島カープ大学JAPANのエース大瀬良大地の交渉権獲得!

確か去年も木曜日だったんじゃないかと思ったプロ野球新人選手選択会議、通称ドラフト会議。
木曜日が仕事休みの自分にとってはまたとない楽しみになっている。
今回も最初から最後までテレビにかじりついていた。
今回の目玉は何と言っても甲子園の奪三振王投手・松井裕樹と大学JAPANのエース・大瀬良大地の二人との前評判が高かった。
実際のドラフト1巡目での指名は
ハム 松井 祐樹 投手 桐光学園
東京 大瀬良 大地 投手 九州共立大
大阪 吉田 一将 投手 JR東日本
横浜 松井 祐樹 投手 桐光学園
福岡 松井 祐樹 投手 桐光学園
中日 松井 祐樹 投手 桐光学園
千葉 石川 歩 投手 東京ガス
広島 大瀬良 大地 投手 九州共立大
西武 森 友哉 捕手 大阪桐蔭
阪神 大瀬良 大地 投手 九州共立大
楽天 松井 祐樹 投手 桐光学園
巨人 石川 歩 投手 東京ガス
とこうなって松井は5球団、大瀬良は3球団の抽選になった。
我が広島カープは男らしくこの大学No.1投手に特攻をかけたのだった。
しかもその球団の命運をかけた抽選に現れたのは球団社長や監督と言ったいわゆる球団代表者ではなく田村スカウト。
田村スカウトと言われて最初はわからなかったが元広島カープの捕手で現役では目が出なかったあの田村恵さんだった。
まさかスカウトに転身してるとは知らなかった。
ヤクルト小川監督と阪神和田監督の間に挟まれて壇上に立ちその二人より失礼ながら明らかに安物とわかるピチピチスーツに身を包んだ田村スカウトは鮮やかに当たりくじを引いて見せた。
ドラフト会場は広島カープファンの歓声とヤクルト阪神ファンの悲鳴とが入り混じり独特の高揚感が渦巻いた。
選手としては活躍できなかった田村恵スカウトが大仕事をやってのけた瞬間だった。
直前に松井裕樹を引き当てた優勝し飛ぶ鳥を落とす勢いの東北楽天ゴールデンイーグルス球団社長の後にインタビューされるのがこの田村恵スカウトだと想像した人は一人もいなかっただろう。
「頭が真っ白で...」と言葉を詰まらせた田村恵スカウトだが高校時代から5年間大瀬良投手を担当していたようで感無量だったのだろう。
見ているこちらもジーンとくるものがあったがドラフト会場で広島カープの赤いユニフォームを着て号泣していたカープ女子の方が画面に写しだされたのが印象的だった。
当の大瀬良投手は12球団どこでもOKの姿勢だったが広島カープ交渉権獲得が決まると明らかに嬉しそうな笑顔を浮かべ暫くするともう赤いカープ帽子を被って写真に写っていたのて「こりゃ間違いないぞ」とばかりに安心した。
逆指名制度があったころはこのドラフトに苦しめられ続けた広島カープだが昔のフェアなドラフト会議に戻ってからは広島カープは良い選手を次々と獲得している。
今年は4人も10勝投手を輩出したがここにもう一枚強力な先発投手が加わるのは大きな原動力になるに違いない。
当然大卒の大瀬良投手には即戦力の期待がかかるだろうが怪我しないようにマイペースで調整して欲しいものだ。
しかし広島カープは今年の後半発揮した例年にない力強さそのままにドラフト会議にもその勢いを持ち込んでしまったような感がある。
これまでだとお盆くらいにプロ野球シーズンは終わってしまい後の楽しみはこのドラフトだけだったが今年はドラフトの直前までシーズンがあったから1年が長く感じてしまっている(笑)
いやいや長いこと広島カープファンをやっている良いこともあるもんだ。
それに来年以降もまだまだ楽しめそうだ(笑)