
広島市中区堺町。
非常にわかりにくい場所に一龍がある。


表通りには一応看板はでているがそれすらなかなかわからなくて裏通りの裏通りって感じ。
おまけに電話番号非公開のようなので電話で場所を教えておらうなんて狡猾な技が使えないのでとにかく自力で発見するしかない。


あげくにようやく発見してもぱっと見やってるかどうかわからん(笑)
更には駐車場がないのでそこらへんの狭い駐車場にクルマをいれにいかなきゃならない。
などなどとにかくハードルが高い店と思わえる。


なんとか見つけて入店すると場末感満点の外観から受ける印象とは打って変わって洒落た雰囲気。
右手に厨房、左手にカウンターにテーブルとよくあるタイプの配置。
この日はお昼を回った時間だったからかもしれないが大将がカウンターで食事をされてた(笑)


ラーメンを中心に夜は居酒屋になっても良いようにそれ用のメニューもある。
まあこのウッディな雰囲気なら長い時間いても落ち着いて飲めるだろうな~
テーブルの上には簡単な調味料と替え玉用なのかラーメンダレが置いてある。

ほんのちょっと待ってからキタヨ一龍の中華そば550円。
これはこれはナント典型的な広島ラーメンじゃないの!と言いたいがチャーシューがちょっと違うようだ。
泡立ち豊かなスープはとんこつしょうゆだがどっちかというとアッサリ系。

麺はどうやら原田製麺製らしいがこれがなんとも独特だった。
なんて言ったらいいのかやや伸びたパスタのようってのが正直な感想。
広島人の好みに合わせてクタッとしているのはいいのだが伸びてるんじゃなくてワザと柔らかくしているって印象を受けた。


同行した息子が替え玉100円をした(卓上のラーメンダレ追加)がそれも同じようにクッタクタだったから間違いなくこれは意図的にこんな感じにしていると思われる。
麺のコシとは無縁になるがスープの絡みは確かによくなるのかもしれない。

この小さなチャーシューっていうかなんとなく通常のチャーシューじゃないのかインパクトが希薄だ。
だけどトータルとして考えたらぽりぽり感に富んだメンマやしゃっきり感のあるネギやモヤシとの相性としても面白い演出だと思う。

これと言って欠点もないがこれと言って突出したところもない一龍のラーメンではあるがこれをベースとして考えたらモディファイの進んだキムチラーメンや味噌ラーメンなんかがもしかしたらここの本命なのかもしれない。
それにしてもちょっと気になる一龍であった(笑)