らをた広島

食べ歩きブログ

旬菜中華 松の樹(周南市)チャーシュー入り葱ソバ

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今年2014年の4月に開店した旬菜中華 松の樹
広島市佐伯区の中国菜館 竹琳におられた方が独立したお店のようだ。
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開店して間もないのにローカルテレビとかに取り上げられたりしてけっこうな人気になっているらしい。
これは非常に気になるのでよっしーと食べにやってきた。
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表通りからは一本中にはいっておりわかりにくいし公共の交通機関が近くにはなさそうではあるが、その分店舗前とその横に駐車場を6台分確保されている。
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火曜日定休のようでコンセプトは「和風の様な中華」でいいのかな?
表の看板に大きく書いてあるこの1000円日替わりランチが主力と思わえる。
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店内は一昔前の中華料理店の常識なんぞ吹き飛ばしてしまうくらいシャレオツだ。
ハッキリ言ってこの時点でこの店のメインターゲットは完全に女性だと理解できる。
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さきほどの日替わりランチとは別にある単品メニュー。
一番上にあるのは担担麺だ。
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その他におそらくは夏限定辛いもの系メニューもあってここが麺類に力を入れている店だということもわかる。
その中で自分は入店前に偶然お会いして一緒に食べた「松の樹経験者」の小天狗さんを真似てチャーシュー入り葱ソバにすることにした。
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よっしーが注文した日替わりランチ。
「メイン・・・エビとアスパラのヤーサイ炒め、副菜・・・豚肉のナスのはさみ揚げ、人気の為お早めに!
税込み1000円」
と書いてあったがやはりどっからどう見たって女性向けのメニューだわな。
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そしてこちらがチャーシュー入り葱ソバ750円。
強気の値段にハッとさせられるが洒落た内装やカウンターのない構成などそういう雰囲気も値段のうちっていうことなのだろう。
ちなみに奥の厨房に大将がおられるようでホールはよく訓練された女性2人でばっちり接客されておりそのへんもこの価格反映しているのかもしれない。
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器も食事のうちというがなんとまあお上品な丼だろう。
自分のようなシロウトでもこれが安物じゃないことくらいは理解できる。
しかし「葱ソバ」ってメニューはなくて「チャーシュー入り葱ソバ」だったからチャーシュー麺のようなのかと思っていたらチャーシューが千切りでほんの少しだけなのは面食らった。
だけどいきなり最初から牛骨由来だとわかる甘めのスープは上手に牛骨の乳臭さを消しており旨味だけ抽出するのに成功している。
これがここのベーススープなんだとしたら牛骨スープの中華料理って超個性派ってことになるな。
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惜しむらくは麺。
やっぱりというかやむを得ないと言うかラーメン屋の麺と比較すると無味無臭のような存在感のない麺になってしまう中華料理店の麺。
いくらほんのり上品なスープでもこれだけ個性を発揮してしまえば麺は埋没してしまうわなぁ~。
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「松の樹経験者」の子天狗さんが卓上にある自家製具入りラー油を入れると面白いよと教えてくださったのでチャレンジしてみることにした。
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おおおお!
これはほんの少しでもかなりワイルド感がでて入れ過ぎると別物になりそうだ。
けれどこのスープと唐辛子系の相性は相当良さそうでこのぶんなら担担麺などの辛い系メニューに期待がモテそう!
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個人的にはこのメニューに関しては最後までこのチャーシューの少なさに不満が残ってしまったが旬菜中華 松の樹は牛骨の上品なスープをベースとしたアッパーミドルな中華料理屋という捉え方が正しいだろう。
なかなか面白い店が周南市にできたもんだ。