
とにかくラーメンが好きだ。
ただ悩みもある。
ラーメンを食べると下痢しやすいのだ。

だけどラーメンを食べたら必ず下痢するわけでもないしラーメンを食べなくても下痢するときはある。
要するに下痢しやすいのは確かだ。

以前はてっきり冷たいモノやニンニクが原因だと思っていたのだがどうやらそれは違うようだ。
だがラーメンを連食したり辛い麺類を食べたりすると必ずと言って良いほど下痢になる。
しかも夏の方が冬より圧倒的に下痢することが多い。

それも食べて直ぐに下痢するのではなく食後3~4時間経ってから短時間に何度も何度も徹底的に全部出るまで下痢するのだった。
特に旅先でこのスパイラルに入ると定期的に何度も何度もトイレに駆け込まなくてはならないのでそれこそ悲惨だ。

最近はエビオスを食後に飲むようにしていてそもそもの下痢はかなり軽減したのだがラーメン連食後の下痢だけはエビオスを飲んでも全く効果がないようだ。
だから長い間ラーメンの脂か麺に含まれるカンスイのせいだろうと考えて来た。

だけど同じ中華麺を使う焼きそばや即席麺ではまるで下痢しないのだからカンスイ云々って言うのは原因とは考えにくい。
いつも同じラーメン屋で必ず下痢をするのなら使っている脂がどうのとか関係してくるのだが同じラーメン屋でも下痢したりしなかったりと全く一貫性がない。

だから単なる下痢体質と言うことで納得していた。
そんなある日、ネットを徘徊していたら興味深い記事を見つけた。

食前30分以内、食後3時間以内は水を飲まない方が良いと言う考え方だ。
理由は胃液が水分で薄まって消化が遅れるから。
なるほどそれは一理ある。

だったらそもそも水分が多いラーメンは下痢しやすい食べ物だという事になる。
思い起こしてみると夏などは暑い時に店に入ると口当たりが良いのでついつい出されたお冷をガブガブ飲んでしまってたと思う。

そしてラーメンのスープを飲み、更にラーメンの塩分に誘われてこれまたお冷を飲み、食べ終わるとこれまた勢いでお代わりをしてまでお冷をゴクゴク飲んでいた。
連食する時はこれの繰り返しだ。

まさかお冷が下痢の原因とは思わないからそれこそ常態化していた。
もしもお冷が下痢の原因なんならこれを止めてしまえば良いわけだ。
だが食前30分はまあ良いとしても食後3時間って実際にはかなりキツい。

とりあえず食後は2時間水を飲まないようにして実験開始した。
まずは通常のラーメンに関しては生ニンニクが入っていようがどか食いしようが本当に全く下痢しなくなった。
ただ辛い食べ物に対しては程度もあるが激辛を連食すると夕方くらいにちょっと来るけど以前のように悲惨なことにはならない。

だけどラーメン食後に下痢しやすい原因という長年の疑問に一定の解答を得ることができたのでその傾向と対策を実行すれば実際問題として困ることはなくなったのも事実だ。

しかしラーメン屋に入ると必ずタダで提供される「お冷」が下痢の直接的原因だったなんて...しかもそれにこんなに長年に渡って気づかなかったなんて...いやそう言えば子供の頃、祖母にお茶漬け食べたら下痢するよ!とよく忠告されていたものだが迷信と片付けていたことがまさか医学的に正論だったなんて思いもよらなかった。
年寄りの言うことには一応耳を傾けてみるもんぢゃのぅ~(笑)
