全米トラック運転手組合のリーダー、ジミー・ホッファの不審な失踪と殺人事件。
その容疑は、彼の右腕で友人の凄腕ヒットマン、フランク・シーランに懸けられた…。
ある殺し屋が見た無法者たちの生き様を、巨匠マーティン・スコセッシが描き出す。
フランク・シーランを演じるのは、スコセッシと『カジノ』以来 22年ぶり、9回目のタッグを組む映画史のレジェンド、ロバート・デ・ニーロ。
そしてジミー・ホッファを演じるのはアル・パチーノ。
さらにフランクが仕える伝説的な裏社会のボス、ラッセル・バッファリーノにはジョー・ペシ。
オスカー俳優3人による超絶豪華共演が実現した。スコセッシ監督初のNetflixオリジナル映画。
3時間半と実に長い映画。
つまらなかったらどうしようかと思いながらもあのロバート・デ・ニーロとアル・パチーノ、そしてマーティン・スコセッシ監督作品と言うことで最後まて観た。
ロバート・デ・ニーロ76歳、アル・パチーノ79歳とまあ出てくる役者はハッキリ言って爺さんばかりだしマーティンスコセッシ監督も77歳だ。
特にロバート・デ・ニーロの若い頃のシーンは幾ら彼が名優か知らんがCGで風貌は誤魔化しても所作などは年齢的にムリがあり過ぎる。
アイリッシュマンってアイルランド系の人の事だろうが移民先のアメリカではなかなか一般的な仕事に就けず警察官や消防士のようなキツイ仕事か闇社会にその多くが身を投じたと聞いたことがある。
基本的にこのアイルランド系のギャング映画のようだがゴッドファーザーシリーズなどに比べると進行が遅い上、内容がわかりにくくストーリーに入り込めない。
よく考えたらマーティン・スコセッシ監督作品は自分らより少し上の世代に評価が高く「タクシードライバー」や「レイジング・ブル」も観てないし「アビエイター」は観たがこの映画と同様にやたらめったら長くて退屈だったのを思い出した。
ドラマは全体の尺は長くても展開が早く登場人物も多いのでついて行けるが、長回し多用でセリフも多いこの作り方はダラダラした印象を受ける。
実際真ん中辺りでちょっと寝てしまったし後半は時計ばかり見ていた。
ロバート・デ・ニーロはバックドラフトとアンタッチャブルで凄い俳優だと思っていたがトランプ大統領当選時の一連の発言に失望したのを覚えている。
要は歳を取って焼きが回ったようでなんだか残念だ。
まあ映画の印象は古臭くて時代遅れの感が否めないがコレだけの豪華メンバーの大作をネットフリックスか制作した事は最先端な映画と言える。
コレからもっともっとこの手のサブスクリプションインターネット動画サービスが独自に映画やドラマ制作していく時代になっていくのだろう。