福本伸行のベストセラーコミックを原作にした劇場版シリーズの第3弾にして最終章。
命懸けのゲームから何度もはい上がってきたカイジが、新たなゲームに挑む。
前2作の監督を務めた佐藤東弥、カイジを演じた藤原竜也が続投し、『BLEACH』などの福士蒼汰、『町田くんの世界』の関水渚、『OVER DRIVE』などの新田真剣佑らが出演する。
“バベルの塔”や“最後の審判”など、原作にはない過激でユーモラスなゲームが登場する。
2020年。東京オリンピックを終えた日本は、不景気に陥っていた。
1,000円に値上がりした缶ビールを買うのもちゅうちょするほど困窮しているカイジ(藤原竜也)は、帝愛グループの企業の一つを任されるまでになった大槻と再会する。
カイジは、金を持て余した富豪の老人が主催するイベントで自分と組んで大金を得ようと持ち掛ける大槻の誘いに、一抹の不安を覚えながらも乗ることにする。
「カイジ」シリーズは観た事ないが興味本位でいきなり最終話を観た(笑)
漫画のカイジは少しだけ知ってるがじっくり読んだことも無い。
それでも一攫千金の命がけのイベントをカイジが勝つストーリーだと思うが最初からそれ一辺倒でかえって清々しい。
悪役は吉田鋼太郎でその圧倒的存在感はさすがだ。
原作がマンガらしく極端な世界観についていくのがやっとだがこれまでのカイジシリーズを観ていなくてもこれだけ話しが単純だと全く問題ない。
カイジが大ピンチに陥りそれをなんとか切り抜けるところが見ものなのだろうが独特の緊張感があってけっこう楽しめる。
どことなくドラマ「半沢直樹」に似てる時代劇的展開にこの手のシリーズが好きな人の気持ちは理解できる。
ラストのオチはいくら何でもアレでちょっと呆れてしまった。
2時間超えのちょっと長い映画ではあるが期待していなかった分、楽しめたカイジ ファイナルゲームだった。