らをた広島

食べ歩きブログ

ドント・ルック・アップ

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[Netflix作品]共にオスカーを受賞したレオナルド・ディカプリオジェニファー・ローレンスが主演を務めたコメディー。

地球に接近する巨大彗星(すいせい)の存在に気付いた天文学者と教え子が、世界中にその事実を伝えるべく力を尽くす。

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監督・脚本は『マネー・ショート 華麗なる大逆転』などのアダム・マッケイ。

共演には『テキサス・ロデオ』などのロブ・モーガン、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などのジョナ・ヒルのほか、ティモシー・シャラメアリアナ・グランデケイト・ブランシェットメリル・ストリープらがそろう。

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さえない天文学者ランドール・ミンディ教授(レオナルド・ディカプリオ)と教え子の大学院生ケイト(ジェニファー・ローレンス)は、あるとき地球衝突の恐れがある彗星(すいせい)の存在に気付く。

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二人はオーリアン大統領(メリル・ストリープ)とその息子であるジェイソン補佐官(ジョナ・ヒル)と対面したり、陽気な司会者ブリー(ケイト・ブランシェット)のテレビ番組に出演したりするなどして、迫りくる危機を世界中の人々に訴えようと奮闘する。

しかし二人の熱意は空回りし、予期せぬ方向に進んでいく。

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あのレオナルド・ディカプリオメリル・ストリープも普通にネットフリックスに出たかとまずは思った。

オスカー俳優を3人も出演させるコメディってどんなのよ?と興味が湧いた。

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要は巨大彗星が地球に迫ってくる話ってどことなくアルマゲドンを連想させる内容だがそのパロディがと思ったが全然違う。

実際に映画が始まって40分くらいは一度も笑えなかったしどうにも笑いのツボが違うのかと感じた。

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テレビのワイドショーの酷さはアメリカも日本と変わらないようで本当の危機を訴えても誰も相手にしないのは有り得そうだ。

ちょっと前にやはりオスカー俳優3人共演のカムバック・トゥ・ハリウッド!!を観たがこれもつまらなかったが、今回もその徹を踏んでしまうようだ。

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展開が遅くてイライラさせられるし個人的にコレの何処がコメディなのかもよくわからない。

まあ現代のアメリカ社会を強烈に皮肉っているメッセージ性の強い作品として見ればなかなかだ。

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特にスマホ会社の胡散臭いIT長者なんてホントに居そうだしその為に国民の命が犠牲になるなんて笑えない。

特に後半はメッセージ性が更に強くなってもはやコメディ映画とは言えないだろう。

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タイトルのドント・ルックアップは「見上げるな」という意味だがこれがわかる頃にはこの作品が何が言いたいかはっきりと理解できる。

前半アレだけつまらなかったで観るのを止めようかとも何度も思ったが後半に入ると俄然面白くなってつい引き込まれてしまった。

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しかしここまて極端な内容だと評価は大きく別れそうで、個人的にはここまで前半と後半の面白さが違う作品も珍しい。

これならオスカー俳優を3人も出演させる意義はじゅうぶんにあるしかなりの力作だったドント・ルック・アップだった。