「Swan Song」は近未来が舞台のSF映画で、主演のマハーシャラ・アリは末期の病に冒された父親であるキャメロンを演じます。
この物語では、家族を悲しませないために自分とクローンとを入れ替えるチャンスが与えられたキャメロンが、家族の運命を変えるべきかどうかを悩む姿が描かれています。
映画にはアリの他に、ナオミ・ハリス、アルフィナ、グレン・クローズ、アダム・ビーチらが出演します。また、ベンジャミン・クリアリー氏が監督を務め、脚本も担当しています。
アップルオリジナルフィルム作品。
2022年のアカデミー賞を狙った作品らしい。
タイトルのスワンソングだが個人的にはどうしてもレッドツェッペリンの有名なライプアルバムを連想してしまうがこの場合の意味は白鳥が死に際に出すと言われる美しい鳴き声の事を指す事から転じて生涯最後の作品とかいう意味になるらしい。
舞台が近未来なので全自動運転車や面白いガジェットが次々登場してきてとても興味を惹かれる。
ストーリーはわかりやすく要は不治の病気の主人公がクローンになるお話だ。
確かに近い将来こんな事が普通に行われるようになるのかも知れないがこの映画にあるように道義的に何か問題が起こる可能性はある。
しかし自分にソックリなクローン人間と対面してしまう気分と言うのはどんなんだろう。
考えている事がわかりすぎて苛立ちしか覚えないんじゃなかろうかと想像してしまった。
マハーシャラ・アリと言う俳優さんは知らなかったが調べたら4400未知からの生還者に出ていたようだが申しわけないが全然記憶にない。
しかし今や二度もアカデミー賞を獲ってる名優になってるようだ。
ネタバレになるので詳しくは書けないがこの映画は途中までは大体想像通りなのだが中盤から後半にかけてさっぱり先が読めない。
ヒトが死に向かい合った時にどうするのかみたいたのがテーマだとは思うが決して他人事じゃないだけについ見入ってしまった。
生涯最後の「作品」というスワンソングというタイトルも腑に落ちたしちょっと重いが伝えたい事は痛いほど突き刺さる。
確かにコレならアカデミー賞狙えるかも知れないが作品的にはやや地味に思えてしまったスワンソングだった。