母を亡くしたことがきっかけで、大好きだった走ることが嫌いになってしまった12歳の少女カンナ。
固く心を閉ざす中、母の形見に触れた彼女の前に神の使いである白いうさぎが現れ、出雲への旅にいざなう。
出雲に行けば亡き母に会えるかもしれないといううさぎの言葉を信じ、神々を迎えて祭る神話の地でもある出雲に向かうカンナは、行く手に立ちふさがる鬼の子孫・夜叉を筆頭に、八百万(やおよろづ)のさまざまな神と出会うことになる。
出雲地方を舞台にしたファンタジーアニメ。
島根県出雲に行けば亡き母に再会できると信じ、一羽のうさぎに導かれるようにして旅に出る少女の姿を描く。
アニメーション監督を務めるのは、『おおかみこどもの雨と雪』『かぐや姫の物語』などの作画を手掛けた白井孝奈。
ボイスキャストは蒔田彩珠、坂本真綾、入野自由らが務める。
ネットフリックスはドラマは当てているけどアニメはイマイチ苦戦しているように見える。
そんなネットフリックスアニメ映画だが何の前知識もなしに観た。
舞台が出雲市だけに神々と引っ掛けているのがミソと言える。
アニメーションは新しい作品らしく美しいがCGを多様したようなのではなく、CGは使っているのだろうが敢えて昔の手書き風に見せているかのようだ。
主演は蒔田彩珠という朝ドラに出ていた女優さんが声を当てているが他のプロの声優さんとの絡みも違和感もなく無難にこなしているが最近の若い女優さんは器用なヒトもいるもんだ。
ストーリーはまさに童話のようでかこれはお子ちゃま向けのアニメなんだろうか。
物語は淡々と進むのだが何ていうかとにかく盛り上がりに欠けるので始まって30分もするとアクビの連打が止まらない。
タイトルの神在月は本来神無月の出雲地方での呼び名ってのは知っていたからこの手の内容とは予想していたがそれにしても何とも退屈な展開だ。
鬼滅の刃のようにかなりグロい表現に慣れている最近のガキにこんなお花畑アニメなんて通用するんかね?と老婆心ながら心配になる。
miwaの挿入歌が唯一の救いみたいになっていて1時間40分の上映時間もその倍くらいに感じるし残り時間はまだかまだかと何度も確認してしまった。
文科省推薦でも欲しいかのようなお固い内容に辛い時間を過ごすハメになってしまったのを呪うしかなかった(笑)
ラストなどはもはや苦笑いするしかなくもしも自分が小学生だったとしてもつまらなさ過ぎて決して楽しめなかったのは確実だ。
やはりネットフリックスを持ってしても日本のハイレベルなアニメーション作品を超えるのはかなり難しそうだ。
子供をナメるな!と忖度しない子供たちにダメダメ評価されなきゃいいがと言うのが正直感想だった神在月のこどもだった。