らをた広島

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バブル

解説 TVアニメ『進撃の巨人』の荒木哲郎が監督を務め、第72回ベルリン国際映画祭へ正式出品された劇場用アニメ。

降り注ぐ“バブル”によって重力が壊れた東京を舞台に、運命的な出会いを果たす少年と少女の姿を描く。

声の出演は、志尊淳、宮野真守梶裕貴畠中祐広瀬アリスら。

WIT STUDIOによる美麗映像とアクションに注目だ。

ストーリー 泡“バブル”が降り注ぎ、壊れた重力でライフラインの断たれた東京は、若者たちの格好の遊び場になっていた。

彼らは建物を駆け回るパルクールのチーム戦を行っている。

ある日、エースのヒビキは危険なプレイが原因となって、重力の歪んだ海へ落ちてしまい……

進撃の巨人荒木哲郎が監督アニメスタジオは進撃の巨人前半のWIT STUDIOと言う事で期待して観たアニメ映画。

独特な世界観に慣れるまでに時間がかかるしその世界観が納得出来なければつまらなくなる。

この映画の場合は着眼点は悪くないのだが設定が甘く曖昧な所が多いせいで物語に説得力がない。

お金はしっかりかかっているのか作画は凄まじく綺麗でアニメーションの美しさは素晴らしい。

この映画に限った事じゃないがボイスキャストにタレントを起用するのは宣伝を考えれば仕方ないのかも知れないが主役級にタレント、脇役に本職の声優ってのは逆に出来んもんか?

この作品でもボイスキャストに実力差があり過ぎてコレが気になってストーリーにイマイチ入って行けない。

あくまでも個人的な意見だけど歌姫みたいなのが出てくるアニメは大概コケるのが多いのだがこの作品にも「うた」なる名前の謎の少女が出てきてイヤな予感がする(笑)

まあ若干ミュージカルアニメみたいになってしまいその悪い予感は当たるのだがそれ以前に凝った世界観の割にそこで繰り広げられるストーリーは薄っぺらくておこちゃま向けかと思ってしまった。

悪役も出てくるが21世紀少年をパクったような安易な外観に進撃の巨人立体機動装置みたいなの付けていて思わず苦笑いしてしまう。

始まってから40分くらいで退屈になり始めたからそこからは完全に惰性で辛い時間になってくる。

これは人魚姫伝説なのかわからないが後半はお涙頂戴的な展開に感動のではなくアクビの涙がちょちょ切れる展開に空いた口も塞がらない。

天下のネットフリックスもアニメでは苦戦しているようだがこんなの作って喜んでいるようではさもありなん。

せっかく良い人材を引き抜いてもツメが甘くて作品としては凡庸になってる印象がつきまとう。

試行錯誤が続くかも知れないがもうちょっと骨のある作品を魅せてほしいと思ったバブルだった。