公式サイトによると今年の6月10日開店したばかりのお店のようだ。



流川通りと薬研堀通りのちょうど間にある中新地通りの中央にある「中新地通り」看板があるあたり。



ちょっとわかりにくいがお昼はほぼここしか開店していないので必然的にわかりやすくなっている。



入店すると出迎えてくれるのは自動券売機。
塩と醤油ラーメンでノーマルとそれぞれの全部乗せの4種類があるのだが初めてなので券売機筆頭にある塩ラーメンの食券を買った。


カウンターだけのうなぎの寝床のように細長い店内の一番奥に座った。
おそらくココは以前はスタンドだったのか椅子が随分と高くて足が地面につかないほどだ(笑)


スタッフは大将とおぼしき男性と厨房にもうひとりの男性とホールの女性の三人体制だ。
卓上調味料は少しだけしかなくこの手の味変するタイプのラーメンではない事を暗に主張しているかのようだ。
ちょっとまってからキタヨ!!ラーメン屋 チキンヌードルの塩ラーメン950円。
ちなみにこのラーメンがここのお店の一番ベーシックなラーメンということになる。
麺はちゃんとコシがあって歯ごたえもバッチリあるのでこれは!といきなり期待値があがる。


チャーシューは鶏とかなり炙ってある豚の2種類のようで鶏の方が2枚入っていた。


炙り方が独特なのか香ばしいを通り越してちょっと苦味があるがこれはこれで個性的で悪くない。


鶏チャーシューは柔らかくて非常にタンパクな味わいがこの鶏スープにはよく合っていると思う。
黄金の澄んだスープはもしかしたら鶏だけなのはわからないがあっさりしているが上に浮かんでいるチーユが面白い効果を発揮していて良い香りを漂わせていてシミジミとした旨さを伝えてくる。
グルっと丼を一周したメンマも2本入っているのかと思うほどの長さで確認したら1本でびっくりだ。
しかし柔らかくてこれもよく考えられていてあれやこれやと原価がけっこう高い事は間違いなだろう。


正直最初は味のフォーカスがぼや〜っとしているので物足りないと思ったのだがもしかして無化調或いは微化調なのか後半にかけてグイグイと飲ませるタイプのスープだ。


トッピングのネギもしっかりと辛いしそれぞれがよく吟味されていることはよ〜くわかるデキになっている。
スープまで一滴残らず完食するのは楽勝でなんならもう一杯食べられそうな勢いすらあったが減量中なので自制しておいた(笑)
オーソドックスな豚骨醤油の広島ラーメンや、最近流行りの貝や魚介を使った淡麗系とは完全に一線を画する鶏ラーメンがこの夜の街での昼営業でどう判断されるか興味はある。
広島では少数派だし個性的でややマニアックなラーメンなのでラヲタには歓迎されれうだろうが値段を含めて一般のヒトに理解されるか若い大将のチャレンジを応援したい気持ちになったラーメン屋 チキンヌードルの塩ラーメンだった。
近いうちに醤油も食べてみんとイカン。