らをた広島

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マスカレード・ナイト

ある日、警察に匿名の密告状が届く。
それはホテル・コルテシア東京で大みそかに開催されるカウントダウンパーティー“マスカレード・ナイト”に、数日前に起きた殺人事件の犯人が現れるというものだった。

パーティー当日、捜査のため再びフロントクラークとしてホテルに潜入した刑事・新田浩介(木村拓哉)は、優秀なホテルマン・山岸尚美(長澤まさみ)の協力を得て任務に当たる。
しかし、500人の招待客は全員仮装し顔を仮面で隠しており、二人は殺人犯の特定に苦戦する。

東野圭吾のミステリー小説シリーズを、木村拓哉長澤まさみの共演で映画化した『マスカレード・ホテル』の続編。
カウントダウン仮装パーティーが開催されるホテルを舞台に、招待客の中に紛れ込んだ殺人犯を逮捕すべく、破天荒な潜入捜査官と優秀なホテルマンが奮闘する。

メガホンを取るのは前作に続き『HERO』シリーズなどの鈴木雅之
そのほか小日向文世梶原善石橋凌渡部篤郎といった前作からのキャストをはじめ、中村アン田中みな実石黒賢沢村一樹勝村政信らが新たに出演する。

キムタクと長澤まさみ主演のマスカレード・ホテルの続編でテレビ局主導のゴテゴテタイアップ映画。

今回もキムタク扮する刑事がホテルマンに成りすます潜入捜査という展開で同じだパターンの続編と言う事になる。

どんな役をやってもキムタクなのも同じで今回も何時ものキムタクだ。

まさにオールスターキャスト(博多華丸が出た時はさすがに笑った)という感じで見た事ある俳優や女優が次々に登場して人件費が掛かってる感はハンパないがこのメンツで脚本コケたらエライことになりそうと他人事ながら心配になった。

まあ仮装パーティーに殺人犯が紛れ込んでいる設定でコレで誰が誰なのかわからないのがミソとなる。

全体に不必要なエピソードとそれに絡む登場人物が多すぎて本筋がわかりにくいのかと思っていたが実際には薄っぺらいストーリーを多くの出演者で粉飾して覆い隠しているだけとも思えなくもない。

中盤から明らかに中だるみ的な展開になって完全に眠たくなってしまった。

出演陣は豪華でもこれじゃ映画と言うより2時間ドラマでちょうど良いくらいで高いカネ払って映画館で期待して観たヒトは盲目的キムタクファンでもない限り複雑な気持ちだったろう。

最後のどんでん返しもかなり無理があるし頭掻いて苦笑いしてしまう始末でこの映画は本当に東野圭吾の原作通りに作っているのか疑わしい。

特にラストのオチはそれこそ椅子から転げ落ちるくらいのアホらしさでナンジャソリャ!とバカバカしくなってしまった。

フジテレビ+ジャニーズと言うある意味旧態依然とした成り立ちの日本映画にはもう未来はないのかも知れないと思わせてくれるにはじゅうぶんだったマスカレード・ナイトだった。