らをた広島

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バイオハザード

全世界でシリーズ累計売上約1億本を超える大ヒットゲーム「バイオハザード」。
誰もが知る“バイオハザード”の世界観を継承しつつ、新たなサバイバルホラーがつづられる。
舞台は、生物をアンデッド化させてしまう「T-ウィルス」の拡散が人類を破滅に導いてから14年後の2036年

終焉に向かおうとする世界で、必死に生き延びようとするジェイド・ウェスカー。
危機的状況の中、彼女の頭から離れないのは、ニューラクーンシティでの記憶、父と悪徳企業アンブレラ社の恐ろしい繋がり、そして姉妹であるビリーの身に起こったことだった。
新たな主人公が今、「T-ウィルス」の真実に迫る。

主人公ジェイド・ウェスカーを演じるのは、エリザベス・バンクス監督版「チャーリーズ・エンジェル」の主演も務めたエラ・バリンスカ。
ジェイドの父アルバート・ウェスカーをランス・レディックが扮し、タマラ・スマート、アデライン・ルドルフ、シエナ・アグドン、パオラ・ヌニェスらも出演している。

予告編では、平穏にも見えるが、どこか不気味な人工都市ニューラクーンシティの様子や、血に飢えた感染者や怪物が蔓延る危険な世界の一端が映し出されている。
一方、キービジュアルは、深紅で異形のアンデッドの凶暴っぷりが、一目で伝わる仕上がりだ。

バイオハザードは映画を何本か観たが今度はとうとうネットフリックスのドラマ化されたようだ。

日本のゲームが原作と言うかベースになっている作品のようだがとどのつまりはゾンビ(厳密に言えばゾンビではないのかも知れないが)ものだ。

この手の作品にはグロいシーンが必須なのだがこのバイオハザードではその表現がちょっと弱いようでソレが残酷なシーンの説得力を削いでいるよが残念だ。

日本でのタイトルはバイオハザードだがこのドラマの本当のタイトルはResident Evilでこれは訳すと「内に潜む悪」となるらしい。

主人公の父親役のランス・レディックは何度もドラマや映画で見た顔だが調べてみたら『LOST』『フリンジ』『ジョン・ウィック』シリーズ、『ブラックリスト』『ゴジラvsコング』とこりゃ相当な売れっ子だ。

映画と違って尺に余裕のあるドラマだから現状とそれに至るまでのバケモノの出現した理由について現在と過去を行ったり来たりして、丁寧に描かれていて、これまでのバイオハザードの知識が皆無でもちゃんとわかるようになっているのは好感がモテる。

LGBTの時代に配慮したのか同性愛カップルが出てくるのだが、わざわざそんな配慮する必要があるのか疑問だ。

バイオハザードというシリーズを完全に最初からやり直したような内容でバケモノがどうして出現しゾンビが何なのかを長い時間かけて説明してくれる。

ただちょっと展開が遅いようで中盤から中だるみ感があってこれならもう少し少ない話数で良かったのかも知れない。

しかしネットフリックスやアマゾンプライム、ディズニープラスなんかのネット配信のお陰で映画とドラマの垣根はドンドン低くなっているようでこのバイオハザードもテレビドラマのスケールを完全に突き抜けている。

このドラマの中でも無人ドローンが非常に強力な兵器として描かれているが近い将来に現実になるのは間違いなかろう。

ただ8話の物語を通じて何が言いたいのかよくわからず壮大な姉妹ゲンカなのかと残念になってしまった。

頑張って最後まで観たが過去と現在の行ったり来たりは最後まで続いて意味がよくわからない部分もあってどうやねん!と思ったが結局尻切れトンボで続きはシーズン2へどうぞー、ってのは勘弁して欲しい。

ただ次は日本が舞台になりそうなのでやっぱり観てしまうんだろうなと思ったのだが早々にシーズン1での打ち切りが決定なんだそうでまあこのデキだったらやむを得ないのかもしれない。