らをた広島

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トップガン マーヴェリック

マーヴェリック(トム・クルーズ)は、かつて自身も厳しい訓練に挑んだアメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称「トップガン」に教官として戻ってくる。


父親と親友を空で失った過去を持つ彼の型破りな指導に、訓練生たちは反発する。

彼らの中には、かつてマーヴェリックの相棒だったグースの息子ルースター(マイルズ・テラー)もいた。

トム・クルーズをスターダムにのし上げた出世作トップガン』の続編。

アメリカ軍のエースパイロットの主人公マーヴェリックを再びトムが演じる。

『セッション』などのマイルズ・テラーをはじめ、『めぐりあう時間たち』などのエド・ハリス、『ビューティフル・マインド』などのジェニファー・コネリー、前作にも出演したヴァル・キルマーらが共演。
監督は『トロン:レガシー』などのジョセフ・コシンスキー

あの名作トップガンの続編。

オープニングからあの曲とカワサキニンジャGPz900Rが登場して昔のトップガンを観た世代はいきなり泣かされる(笑)

でも途中からバイクはカワサキニンジャH2になり新しい作品だとアピールしている。

現代を舞台にしているのにBGMが全体に古めでこの映画のターゲットはやはり若い頃トップガンを観た世代か。

ストーリーは昔のトップガンがそうであったように別段ややこしいものではなく至極単純だ。

それはそれで良いが冒頭のマッハ10で脱出するってのは普通に考えたたら絶対にあり得ないけどそういうツッコミはしないでおこう(笑)

今作のヒロインであるジェニファーコネリーだが前作からの古い仲みたいに描かれてきるが、前作にジェニファーコネリーが出ていた記憶がない。

調べてみたら名前だけが登場していたようでそこら辺上手くやっているようだ。

この作品のウリはこのCG全盛のご時世に限りなく実写で迫力あるシーンを展開することで(実際は多少CGも使ってるが)コクピットの酔いそうな映像はホンモノの戦闘機じゃないと撮れないだろう。

それにしてもトムクルーズはもう還暦の筈だがソレが信じられないくらい若くハツラツとしている。

まあ色々とオカネはかかっているのだろうがそれにしても若さに驚くばかりだ。

まあなんだかんだツッコミドコロはあるがショボいストーリーをひっくり返すだけの映像の力は確かにある。

劇中ではハッキリわからんように表現しているがこのご時世からしてこの仮想敵国は中国だと思われるので、中国での収益は諦めたのかも知れない。

実際、トムクルーズは作品で星条旗に日本と台湾の国旗のワッペンのジャケットを着ているのはその決意を表しているのだろう。

大ヒット作の続編って大概失速するケースがほとんどだと思うがこの作品に関しては前作を使いながら上手に年を取った主人公編として成立させるのに成功している。

オープニングのニンジャと言いラストのナローポルシェといい前作との繋がりを示しているのだろうがなかなか粋な演出かだ。

如何にもアメリカ人の好みそうな大味な映画だけどそれなりに説得力もあってよく出来てると認めざるを得ないトップガンマーヴェリックだった。

滅多に見返す事はしないがこの映画に限っては2回観てしまった(汗)