お昼の開店時間少し前にここの着いてしまったのは理由がある。
通常の麻婆豆腐より香辛料やラー油が多い火焔魔婆豆腐という本来夜メニューを狙って来たのだった。
これが余裕がある時間帯だけランチに作っていただけるという情報を得て確信犯的に早く来たのだった。
お店の前で立って待っていたら開店少し前にスタッフのが出てこられて店内に入って待って良いと言っていただけたので入店することにした。
以前はテーブル席しかなかったので一人の自分はなんだか悪いような気がしていたが今回は一人席や二人席ができていたので、これに座って待たせてもらうことにした。
温かいお茶まで淹れて頂いて恐縮してしまった。
待ち時間の間に注文を聞かれたので目的である夜メニューの火焔魔婆豆腐が出来るか勇気を出して厚かましいついでに聞いてみたら、快諾していただいた。
心の中でガッツポーズをしたのは言うまでもない(笑)
まずはサラダと漬け物が運ばれてきた。
次に本命の火焔魔婆豆腐が入っていると思われる鍋とご飯、そしてスープがやってきた。
満を持して蓋を開けたらグツグツと煮え滾った火焔魔婆豆腐とご対面だ。
ただ見た目だけでは通常の麻婆豆腐との差は赤色がちょっと強いかなという程度しかない。
さっそくこの火焔魔婆豆腐だけを頂いたが激熱なのを差し引いても確かにラー油と香辛料が複雑怪奇に絡まり合っているのは素人でもわかる。
辛さは見た目ほどではないが個人的には旨味を最大限に発揮できる丁度よい具合だと思うしこれ以上は必要ないだろう。
取り皿がひとつついてきていたのでこれにご飯と火焔魔婆豆腐を少量とって食べてみた。
ちょうど温度が下がってくれるので食べごろになってくれてこれが正しい食べ方なのかな??
もう少し温度が下がってきたので今度はご飯の上に直接乗っけて食べてみることにしたがこれもなかなか良い塩梅で一人なのに思わずニンマリしてしまった。
少し慣れてきてここからはご飯の乗っけたり取り皿にとったり両方の食べ方を楽しんでいると今度は冷たい烏龍茶が提供された。
もう至れり尽せりのサービスに「ほれてまうやろー!」(笑)
鍋の火焔魔婆豆腐とご飯が良い感じで減ってきたのでここらへんでライスインを試みることにした。
後半になってくると豆腐よりも肉の存在感が増してきてここらへんが程よい味変になっていて全然食べ飽きることがない。
これをゴリゴリと混ぜて均一にしていくのだがラー油による脂っぽさみたいなのは微塵も感じられないのはどういう仕掛けなのだろう。
当然の如くキレイに完食。
火焔魔婆豆腐が1210円とはメニューにあったがおそらくこれって単品の値段だと思うがランチセットになっているのに1210円で良かったのだろうか?(汗)
今にして思えばゴリ押しして悪かったような気がしてきた新派四川料理 菜心の火焔魔婆豆腐だったが、自分が知っている麻婆豆腐の中でベストだったと言い切れる逸品だったのは保証できる。