らをた広島

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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY

ホイットニー・エリザベス・ヒューストン(ナオミ・アッキー)は歌手になることを夢見て、シンガーの母シシー(タマラ・チュニー)の厳しい指導を受けていた。

やがて母親のステージのオープニングアクトで歌声を披露したことをきっかけに、ホイットニーはスターへの道を歩み始め、歌いたい曲を自分らしく歌うことにこだわっていく。

アメリカの歌手で女優のホイットニー・ヒューストンの半生を描いた伝記ドラマ。

「I Will Always Love You」などの名曲の数々やスーパーボウルでの国歌斉唱シーンなどが登場し、母親のステージでスカウトされたホイットニーがスターダムを駆け上がる姿を映し出す。

監督を『ハリエット』などのケイシー・レモンズ、脚本を『ボヘミアン・ラプソディ』などのアンソニー・マクカーテンが担当。

『レディ・マクベス』などのナオミ・アッキーや『プラダを着た悪魔』などのスタンリー・トゥッチらが出演する。

ホイットニー・ヒューストンと言えば日本では映画「ボディーガード」が有名だ。

個人的にはデビューアルバムのWhitney Houston日本語題:そよ風の贈りものとセカンドアルバムのWhitney日本語題:ホイットニーII〜すてきなSomebodyはカセットテープが擦り切れるくらい聴いたもんだ。

もちろん主役はホイットニー・ヒューストンを演じている女優さんなのだが歌っているシーンはあまりに説得力があり過ぎて本当にこの女優さんが歌っているのか疑いたくなるくらいだ。 

最初はどうなんかな?と思っていたがあまりにも似すぎているので途中からこの音源は本物のホイットニー・ヒューストンなんじゃないかと思うようになったがスーパーボウルの凄い国歌斉唱で歌はホイットニー・ヒューストン本人だと確信した。

ホイットニー・ヒューストンと言えばその伸びやかで圧倒的声量で直ぐに彼女の歌だと判別できる個性がありそれが楽曲の良さを押し上げていたように思う。

ステージママに全て支配しようとする父親、同性の恋人とかさすがに私生活は全く知らなかったがココらへんは芸能界ではよくある話なのだろう。

ホイットニー・ヒューストンと言えば48歳の若さで亡くなったのが衝撃だったがその理由が知りたかったのもこの映画を観た理由でもある。

映画のタイトルでもあるすてきなSomebody」(I Wanna Dance with Somebody)のライブ映像って初めて観たのだがコレは見入ってしまうわな。

それにホイットニー・ヒューストンの音楽が黒人音楽らしくなく、黒人の魂を売ったとか批判されていたのも知らなかった。

ホイットニー・ヒューストンの絶頂期である「ザ・ボディーガード」の相手役はどうすんのかと思ったがホンモノのケビン・コスナーの映像を使うとは思わなかった(笑)

映画ザ・ボディーガードのサントラだと思っていたオールウェイズ・ラヴ・ユーだけど元歌はドリー・パートンのカントリーソングってのも初めて知った。

成功者故のストレスからタバコやクスリに手を出して徐々に転落していく様もよく描かれている。

「歌手にとってタバコはストラディバリウスを雨ざらしにするようなもんだ」と言うのはウマイ言い回しだ(笑)

正直、ザ・ボディーガード以降はホイットニー・ヒューストンの曲はあまり聴かなくなってしまったので中盤からは知らない曲ばかりになってしまった。

ヤク中で逮捕→リハビリ生活となるほどこれを繰り返していたのが短命になってしまった直接な原因なのかと妙に納得してしまった。

2時間半の上映時間だが、内容はなかなか濃密でその長い尺を感じさせない。

特にラストの長いメドレーはこの作品のハイライトとも言え、もはや完全に本物のホイットニー・ヒューストンにしか見えなかった。

ホイットニー・ヒューストンについて知らない事だらけで感慨深いホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODYだった。