シルベスター・スタローンを筆頭にアクションスターが多数集結して話題を集める人気シリーズ「エクスペンダブルズ」の第4弾。
自らを「消耗品」と名乗り、CIAから依頼される数々の難関ミッションを乗り越えてきた最強の傭兵軍団「エクスペンダブルズ」を率いるバーニー・ロスは、CIAからの新たな依頼にこたえるため、かつての相棒であるリー・クリスマスを訪ねる。
バーニーと再び組むことを決意したリーがエクスペンダブルズのアジトに足を運ぶと、そこにはかつての仲間たちに加え、新たなメンバーも顔をそろえていた。
新戦力を迎えたエクスペンダブルズが挑む今回のミッションは、テロリストが所有する核兵器を奪還すること。
もし失敗すれば第3次世界大戦が勃発しかねないという危険なものだった。
スタローン、ステイサムのほか、シリーズレギュラーキャストではドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥアも出演。
カーティス・“50セント”・ジャクソン、ミーガン・フォックス、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、アンディ・ガルシアらが新たに参戦した。
メガホンをとったのは、「ネイビーシールズ」「ニード・フォー・スピード」のスコット・ ウォー。
スタローンやステイサム、ドルフ・ラングレンが出るアクションシリーズ。
一番最初の作品は観たがジェットリー、ブルースウィリス果てはミッキーロークまで出ていたが今回はその第四弾。
主演のシルベスタースタローン77歳とは思えないほど若々しくエネルギッシュに見える。
相変わらずストーリー云々よりアクションシーン優先のようで冒頭からガンガン派手な格闘が出てきて、まあここまで振り切っていたら清々しい。
今回もオッサンと言うか殺し屋ジジィ軍団の活躍を描いていてマッチョで香ばしいメンバーは実に男臭い(笑)
新たなメンバーとしてアンディ・ガルシアが出てくるが久しぶりに見たが年を取っていておどろいたが、いずれにしても今回も豪華メンバーであることに変わりはない。
それにタイの俳優、トニー・ジャーが参加しているがこの人はあの名作「マッハ」の主役をやっていたヒトでコチラもしっかり年を取っているがキレのよいアクションを披露しており懐かしいし嬉しかった。
だけどどうやらここ迄このシリーズを引っ張ってきたシルベスタースタローンは戦死して「卒業」になるようでこれからは名実ともにジェイソン・ステイサムが主役を担うのだろう。
そして殺されたスタローンのリベンジというコテコテの展開はまあソレでも良いのだが悪役がちょっと弱いのが気になった。
大型船の中をマシンガン付きのモトクロッサーで走り回るというのはなかなか斬新なアイデアでこれは見応えがある。
ただ終段で闘うと言うよりジェイソン・ステイサムの個による強さがより際立っていて作品のコンセプトも変わったようだ。
それにメンバーに女性が加わり男だらけでなくなって華やかになったのは良いがその一人が中国系という設定はあまり嬉しくない。
1時間40分の短い上映時間なのでムダなシーンは一切なくサクサクと進んで行くのはとても有り難いし集中出来る。
ラストにどんでん返しが待っているというかなり強引な物語もこのシリーズなら別段トンデモでもないのだろう。
面白かったけど最後は無理が通れば道理が引っ込む的な種明かしにちょっと呆れてしまったエクスペンダブルズ ニューブラッドだった。
エンディング曲はもしかして伝説のバンド、シン・リジィではなかろうか?