「機動戦士ガンダム」における宇宙世紀の新たな100年を紡ぐ「UC NexT 0100」プロジェクトの第2弾で、富野由悠季の小説を原作としたアニメーション。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』後の世界を舞台に、地球連邦政府に反旗を翻す組織を率いるハサウェイ・ノアの戦いを描く。監督は『ガンダム』シリーズのほか『虐殺器官』などを手掛けてきた村瀬修功。
第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年後のU.C.0105。腐敗が進んだ地球連邦政府が民間人を宇宙に連行する“人狩り”を強行する中、地球連邦軍大佐ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアが指揮する反地球連邦政府組織の「マフティー」は、地球連邦政府の高官を次々と暗殺していた。
ノアは、アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想を参考にし、武力抵抗によって道を切り開こうと考えていた。
新型コロナウイルスのせいで上映が伸び伸びになってしまっていた最新ガンダム作品。
逆襲のシャアから12年後を描いていて主人公はブライト・ノアの息子のハサウェイ・ノア。
サンライズのドル箱らしく映像はビックリする程綺麗で人物以外は全部CGじゃないかと思うほどのクオリティの高さが凄い。
逆シャアではクエス・パラヤにいいように振り回されていたハサウェイ・ノアは親父ブライト・ノアと違ってなかなかのモテ男みたいでここらへんはキャラ設定が面白い。
ガンダムシリーズの見どころと言えばはやりなんと言っても迫力あるモビルスーツ戦だ。
この作品、敵と味方がよくわからないがとにかくしょーもない色恋沙汰が足枷になっているのか世界観やストーリーがわかりにくい。
肝心のハサウェイはなかなかモビルスーツに乗らないからイライラしていたがやっとガンダムが出てきてそれらしくなる。
ただその新型ガンダムがやたらゴテゴテしたデザインでカッコよさがスポイルされているのは残念だ。
戦闘シーンも中途半端でなんだか煮えきらず作品としてもコンセプトというか何が言いたいのかよくわからない。
個人的にはあの名将ブライト・ノアの息子ならパイロットではなく親父と同じような指揮官になって欲しいと思う人も多いんじゃないか。
アレキサンドロスのテーマ曲はかなり良かったが作品としては期待外れの部類に入ってしまう機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイだった。