アフリカの秘境にあるワカンダ国には、平和な日々が訪れたかに思われた。
だが、若き国王ティ・チャラを失ったワカンダである事件が起きる。
遺(のこ)されたティ・チャラの妹シュリ(レティーシャ・ライト)、母親ラモンダ(アンジェラ・バセット)、国王親衛隊を率いる女性戦士オコエ(ダナイ・グリラ)らの前に、新たな脅威が現れる。
超文明国家ワカンダの国王とヒーローの二つの顔を持つティ・チャラが主人公の『ブラックパンサー』の続編。
国王であり、ヒーローでもあるティ・チャラを失ったワカンダに、新たな敵が迫る。
前作でも監督などを務めたライアン・クーグラーが今回もメガホンを取る。
『アベンジャーズ』シリーズなどのレティーシャ・ライトのほか、『それでも夜は明ける』などのルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、ウィンストン・デューク、アンジェラ・バセットらが出演している。
あのブラックパンサーの続編にて最新作。
前作がそれほど面白いとは思わなかったのでどうするか迷ったが頑張って観る事にした。
今回も2時間40分の上映時間はもう覚悟の上だ。
普通の映画は映画会社のロゴとか出るものだがコレはイキナリ話しが始まって途中でマーベルのロゴが出てくる。
お得意の特撮はさすがにハイレベルで何処がCGなのか全く見分けはつかない。
前作で主役ブラックパンサーを演じた俳優、チャドウィック・ボーズマンが亡くなったからだと思うが、その妹が主役になったお陰でグッと女性の露出が増えてもはや強い女性を描く作品になっている。
今回は映画アバターに出てきそうな青い皮膚の人類が出て来るが自分のような年齢だとどうしてもガミラス星人に見えてしまう(笑)
ストーリーは比較的簡単で全体と流れは直ぐに理解できるし続編と言いながら前作を観ていなくてもわかるように工夫されているのはさすがはマーベルだ。
ブラックパンサーと言うタイトルの映画なのにブラックパンサーは全然出てこないのにイライラしていたら後半になってやっとこさ登場だ。
しかも中身は女性になったので体格がしなやかになって以前より精悍に見える。
敵の大将はどことなくインド映画に出てきそうな風貌をしていてずっと踊り出すんじゃないかと勝手に心配してしまった(笑)
戦闘シーンは凝っているが既視感があってそれほど凄いとは思わなくなった。
戦いは呆気なく終わってまあマーベル映画のラストってこう言うのが多いようだ。
前編よりは面白かったが個人的にはやはりあまり好みのシリーズではない事を再確認したブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーだった。