らをた広島

食べ歩きブログ

イコライザー THE FINAL

元CIA工作員が、闇の仕事請負人として悪を抹消する『イコライザー』シリーズの最終章となる第3弾。

ある田舎町を安住の地に定めた主人公が、その町を恐怖に陥れる強大な悪に立ち向かう。

前2作に続き『トレーニング デイ』などのアントワーン・フークアがメガホンを取り、本シリーズなどでフークア監督と組んできたリチャード・ウェンクが脚本などを担当。

オスカー俳優デンゼル・ワシントンがシリーズを通して主人公を演じ、デンゼル主演作『マイ・ボディガード』などのダコタ・ファニングらが共演する。

シチリアでの事件を機に心身ともに限界を感じたロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、イタリア・アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。

身内のように接してくれる人々の温かさに触れ、彼はこの町を安住の地にすることを望み、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことにする。

しかしこの地にも魔の手が迫り、町の人々が暴力に巻き込まれるのを見て、ロバートはイコライザーの仕事を再開。

やがて、事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと発展する。

個人的に楽しみにしていたイコライザーの新作なのにファイナルと言うことはコレでお終いとか寂しすぎる。

ただ主演のあのデンゼル・ワシントンがもう70近いのでこの手の無敵のヒーローアクションは現実的ではないのもまた事実ではある。

コレまでのイコライザーにはないようなグロく激しいオープニングにこの作品に対する気合がヒシヒシと感じられる。

今回はナポリシチリア島が舞台なのでその風光明媚な風景のお陰でまるでヨーロッパ映画のようなシャレた雰囲気を漂わせている。

ストーリーは何時もながら難しくはなく悪役もパッと見た目で判断できるので簡単にこの世界観に入っていける。

田舎の町で隠居生活をしようとする主人公にマフィアが絡むと言う単純明快なのだがソレでもハマって見てしまう魅了がある。

それに以前の2作品もそうだったがシリーズとして連続性がないので順不同でもそれぞれ単独で観ても内容がわかる配慮はありがたい。

要は必殺仕事人みたいな作品なのだがデンゼル・ワシントンの当たり役のこのシリーズが終わるのは惜しい。

とにかく今回はグロい路線で行くと決めたらしくなかなか激しいシーンが出てくるがコレもイコライザーシリーズの醍醐味なのだろう。

今回の敵はイタリアンマフィアでそれはまさに雰囲気からしゴットファーザーの世界で気がつけばイコライザーシリーズ最強だ。

コレをたった一人で全滅させるのだからたまらない。

もはやBGMにあの必殺仕事人が殺しをする時のを流したいくらいだ(笑)

惚れた腫れたの要素がほとんどないのもイコライザーシリーズの特長で硬派に徹しているのもとても好ましい。

凄まじいまでのグロい必殺仕事人全開のラストに期待以上の見応えのあるイコライザー THE FINALだった。