リッチー・ブラックモア (G)、ロニー・ジェイムス・ディオ (Vo)、コージー・パウエル (Ds)、ジミー・ベイン (B)、トニー・カレイ (Key)
セカンド・アルバム『虹を翔る覇者』リリース直後の1976年12月の初来日公演の模様を中心に収録した初のライヴ・アルバム。
アナログは2枚組みでリリースされた。
HR/HM史に残る名曲「キル・ザ・キング」は翌年にリリースされるスタジオ・アルバム『バビロンの城門』に収録されたスタジオ録音版よりも早く音源化された。
DISC1は最新リマスター、DISC2には1976年の大阪公演のアウトテイクを収録。1977年発表。
CD 1
2 メドレー:銀嶺の覇者 / ブルース / スターストラック(ライヴ)
3 虹をつかもう(ライヴ)
4 ミストゥリーテッド(ライヴ)
5 16世紀のグリーンスリーヴス(ライヴ)
6 スティル・アイム・サッド(ライヴ)
CD 2:ライヴ・イン・大阪, 1976年
1 キル・ザ・キング(ライヴ・イン・大阪, 1976年)
2 ミストゥリーテッド(ライヴ・イン・大阪, 1976年)
3 16世紀のグリーンスリーヴス(ライヴ・イン・大阪, 1976年)
4 虹をつかもう(ライヴ・イン・大阪, 1976年)
5 メドレー:銀嶺の覇者 / ブルース / スターストラック(ライヴ・イン・大阪, 1976年)
6 ドゥ・ユー・クローズ・ユア・アイズ(ライヴ・イン・大阪, 1976年)
中学生の頃、このレコードを買ってそれこそすりきれるくらいに聴き込んだライブアルバム。
最新リマスターも嬉しいが何よりこのデラックスエディションは新たに日本公演のライブがリマスターされて追加されているのが目玉といえる。
本当にワクワクしながら全編聴いたが録音が良くなったのは劇的ではないがさすがにわかる。
それよりやはりDISC2の自分的には新譜の部分が非常に鮮烈で感激してしまった。
欲を言うなら伝説のコージー・パウエルのドラムソロを聴いてみたかったがそれは叶わなかった。
それでもロニー・ジェイムズ・ディオの迫力ある独特なボーカルは時代を超えて胸を打つことを再確認してしまった。
なんだかんだ言ってもリッチー・ブラックモアも狂気のギターと対等に渡り合っていたボーカリストは若い頃のイアン・ギランとこのロニー・ジェイムズ・ディオが双璧ではある。
そんなロニー・ジェイムズ・ディオもコージー・パウエルも居なくなったのかと思うとやはり悲しいし寂しい。
いろんな意見はあると思うがあくまでも個人的にレインボーで気に入っているのはこのアルバムの前の「虹を翔る覇者」、そしてこの「オンステージ」、そして次の「バビロンの城門」の3枚で実際このアルバムは数え切れないくらい聴いた。
衝撃度という意味ではディープ・パープルのライブ・イン・ジャパンには敵わないと思うがそれでもリッチー・ブラックモアの脂の乗った演奏が聴けるという意味ではこちらもじゅうぶんに名盤だと言える。
久しぶりに聴いて懐かしいだけじゃなくやっぱり初期のレインボーは凄いバンドだった事を再確認させてくれたレインボー・オン・ステージ[デラックス・エディション]だった。