一平や(南区京橋町)元祖広島まぜ麺
広島駅の前の道を少し来たところにある一平や。
場所柄駐車場はないので近所に幾らでもあるコインパーキングにクルマは入れてきた。
ちょっと裏通りに入っているので表通りには大きな幟とメニューまででているのはわかりやすいしありがたい。
店の前にもメニューがデカデカと貼りだされている。
「えび塩ラーメンはじめました」と書いてあってラーメンも数種類あるのだが、まぜ麺が基本メニューと考えて良いのだろう。
店内は縦に長く手前にテーブル席、奥に厨房とカウンターという配置だ。
自分はカウンターの一番奥に通された。
素朴な疑問として汁なし担々麺の違いを店員さんに尋ねたら「広島激辛つけ麺」の汁なし版がこの元祖広島まぜ麺と考えれば良いそうで花山椒とかが入っていない。
辛味や花山椒が欲しい場合は卓上調味料として置いてあるので自由に足せば良いらしい。
それほど待たされないでキタヨ。
一平やの元祖広島まぜ麺(温1.5玉3辛)820円。
冷たいのもあるそうだがデフォルトは温かい麺なのだと言われた。
広島激辛つけ麺のような不当な値段ではないが、汁のない麺なのに並でも720円はやや高い方だろう。
この生たまごが置いてあるとこなんてどうしても台湾まぜそばを連想して比較してしまう。
具と麺を混ぜて混ぜて一体にしていくのだがこの時点でも明らかに具が余ることがわかる。
ということは普通に食べていたら麺だけ先になくなってしまうわな。
麺はやや太めのストレート。
この手のまぜる麺類でいつも思うのだがいわゆる普通の表面がつるつるの麺だったら具が絡むわけなんてないからちょっと工夫してくれたら嬉しいんだけどな〜。
常にこんな感じで具が散らかってしまうのでうまいこと麺と具が同時になくなっていくことは不可能ということになって、大量に具があまってくるのはラストにライスインがお約束ってことなのかな?
それと全部を混ぜてしまうと最初から最後まで味の変化がなくなるので後半は完全に食べ飽きてくる。
ライスがハナから無料でついてこないで820円ってのはやっぱり高いし、ライスインがそれほど好きじゃないヒトにはこれはちょっと食べにくいと感じてしまった。
3辛で自分には調度良かったが麺屋はなびの台湾まぜそばと比べるとひと味もふた味もヒネリが足りないと言わざるを得ない。
まあ今や独自のジャンルを持つまでに至った台湾まぜそばの洗練度がそれほど高いってことになってしまうのかもしれない。