らをた広島

食べ歩きブログ

十割そば十兵衛廿日市店(廿日市市)ラー油つけそば

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廿日市税務署の前に新しくオープンした十割そば十兵衛廿日市店
公式サイトによるとどうやらチェーン店のようで何店舗か展開しているようで、非常に広い駐車場を持っている古民家を改装した蕎麦屋さん。
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十割そばを売りにしていてメインメニューは大根おろしぶっかけそば590円とけっこう安めの値段設定に好感が持てる。
今はオープン記念でどのメニューでも大盛り無料サービス中だ。
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店内は驚くほど広くシャレた和風テイスト満点の造りになっていてジャズが流れている。
これなら下手すりゃ30人以上収容可能だし、ファミリー層や年配の客でも和めるだろう。
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「当店でお出しする「十割蕎麦」は小麦粉などのつなぎを使わない純粋な蕎麦です。そば本来の力強い香りと風味が味わえます。」
なるほど〜100%そば粉からできてる十割そばだったらもっと高いような気もするがホンマなんかいな?とちょっと不安になってきた。
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夜は定食屋というかちょっとした飲み屋風にもなるようで唐揚げや牡蠣フライ、チャーハン、カツオのたたきまでメニューある。
そういえば西日本ではあまり見かけないが関東では夜の蕎麦屋を居酒屋として使うと聞いたことがある。
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実は自分が通されたカウンター席からは厨房のソバ茹でが丸見えで目を凝らしていたら、ほぼ満席の客のソバをなんと若い女性が一人だけで作っているじゃないの!!
左手にラップで包まれたような蕎麦の生地がいくつも置いてあって「めんつる」という機械に入れるとあっという間にところてん方式で蕎麦になって下からでてくる。
「めんつる」の下には沸騰したお湯が入った釜があって20秒くらい茹でたら冷水で締めて誠に手際よく次から次へソバを完成させていくのは見事だ。
この「めんつる」という機械に書いてある富士工業のサイトを見ればこの十割そばのカラクリを垣間見ることが出来る。
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どうも通常盛りと大盛りとの蕎麦茹でタイミングが完全に別々なようで、普通盛りのヒトは速攻で提供されていたが自分のように無料だからって欲張って大盛りにしたヒトは押しなべてかなり待たされるハメになってしまっているようだ。
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かなり待ったが大盛り無料だからまったく文句もないが確かにツヤツヤの十割そば。
このまま何も付けないで食べてみたがしっかりコシがあって喉越しも素晴らしく言われなければほぼほぼ機械で造られているなんてわからないだろう。
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ラー油つけ汁は非常に熱く、予想通りまっかっかだがダシの香りが立っていて最近の流行りをしっかり抑えてあるもんだと感心する。
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どっぷりとつけ汁にそばを浸してから食べると思ったよりも辛く刺激的だ。
だけど根底に和風だしと醬油があるのがはっきりとわかる。
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ネギが少し入っているくらいでラーメンのようなトッピングは何もない。
ということはこのソバのデキが悪いと後半辛くなってくることは明らかだ。
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ホールスタッフは高校生みたいな若い女性が何人もいるのだが、大盛りは通常の1.5倍だと最初に説明された割には見た目あまり多くないと感じたが食べ進んでいくと食べても食べてもソバが減ってくれない(笑)
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ラー油がつけ汁の表層に浮いているからかその辛い刺激はだんだん薄れてくるし、冷たいソバの影響でつけ汁の温度も常温に近づいてくると最後の方は普通のもりそばみたいになってくる。
自分のような日本そば本来の味がわからんような人間は機械打ちソバの方が口にあっているようで逆に気取った蕎麦屋よりも旨く感じてしまった。
これで530円は安い!としか言いようがないわな。