くそオヤジ最後のひとふり(大阪市淀川区十三)しじみらーめん
くそオヤジ最後のひとふり。
どうでもええがなんちゅう店名やねん(笑)
連れてきてくれた息子情報によると貝スープラーメンが特徴のお店らしい。
炎天下平日の昼前なのにもう何人か並んでる。
店内に入るとカウンターとテーブルと言う構成でスタッフは3人の男性。
メニューはしじみ、あさり、はまぐりのラインナップだ。
メニュー筆頭のしじみらーめん780円。
実質このお店で最もベーシックなラーメンという事になる。
この手の魚介系アッサリラーメンでは細麺を合わせる事が多いがしっかりとした太い全粒粉麺。
当然コシも主張かなりのもんだが決してスープを打ち負かしたりはしていない。
細身の洒落たどんぶりに入っててどこか女性客を意識しているのかと思わせる。
メンマは姫竹っていうのかかなり変わり種でコレも強烈な個性になっていると思う。
丼の肩に乗っかってる低温調理の極薄チャーシューはスープの熱で色がレアからミディアムへと変化が楽しめる。
しじみはかなり小ぶりなのが幾つか入っているがこれはもうデコレーションとしての意味合いが強い。
しじみのダシは決して出しゃばる事なく旨味のサポートに徹しているのだが、基本的にこのスープは鶏なのか豚なのかさっぱりわからん(笑)
後半になってもさすが太麺だけあってコシはキープされてるからダレる事なくガンガン食べ進めらるのは凄い。
貝が入ってるからか何となく日本料理の澄まし汁のような上品な雰囲気でアッサリとしたラーメンながらコレに太麺とガッツリチャーシューで微妙なバランスを演出している面白い逸品になっている。
最初から最後まで店名である「くそオヤジ最後のひとふり」の意味を探っていたのだが大将始めスタッフの客あたりも文句ないし、麺の湯切りも普通だったしスープも洗練されているし結局その意味を見出せなかった(笑)
店名の由来はさておき、これだけのハイレベルラーメンを提供しているのなら人気があるのも然もありなんと納得して店を出たのだった。