
のぉくれ。


今日は少し前に大将が賄いで出していた冷やしラーメンを実戦投入すると聞いたのでソレ狙いでやってきた。
自動券売機で限定のチケット買ってカウンターに座った。

平日期間限定(9月下旬くらいまで)冷やしイリコラーメン750円。

何ともインパクトのあるルックスに驚かされるがこの時点でもうイリコの香りが漂っている。

麺はいつもの麺屋棣鄂(ていがく)のモノと思われるが冷たく締めてある為か凄まじいコシでハッキリ言って噛み切れないほど。
この麺、やっぱりタダモノではないわ。


ミニトマトにレモンと夏らしいトッピングもなかなかのものだ。

しかしこの冷たいスープは鶏ベースなのかたしかにイリコがしっかり立っていて大げさじゃなくごくごく飲めてしまうパワーがある。


低温調理された極薄チャーシューはほとんど生ハムのような食感で(実際生ハム?)この手の冷たいスープにはピンズドだ。


興味深いのはこの冷たいうスープに敢えて放り込まれている温泉卵。
これを潰せばどう味が変化するのか経験がないので予想もつかなかったがこうして入れてある以上やるしかない(笑)

なるほどこうなったか!と井之頭五郎みたいなことを思いながらマイルドになって更に食べやすくなる変化を堪能する。


極めつけはその生ハムみたいなチャーシューでカイワレが巻いてあるというギミックまで登場して最後まで手を変え品を変え楽しませてくれる。


こうなるとこの秀逸なスープを残すという手は絶対に考えられないのでしっかり最後まで完食。
大将に「美味しかった」と話すと「実際に出す予定はなかったんです」と話されていたがこれでまだ試作品段階ってことはなくじゅうぶんに商品になっていると感じた。
来年の夏、のぉくれはおそらくこれで勝負に出てくることはまず間違いないだろう(笑)