らをた広島

食べ歩きブログ

ダイヤのA

facebook_icon
ダイヤのAのアニメ版ファーストシーズン75話とセカンドシーズン51話を一気に観た。 
以前、前田健太がドキュメンタリーでこのマンガのファンだと言っていたし柳田悠岐も影響を受けたと話していたから現役野球選手のかなりの数がこの作品を知っているのだろう。 73233549
要は野球マンガではあるのだがこれまではプロ野球ものでは「巨人の星」や「侍ジャイアンツ」だったり高校野球では「ドカベン」や「タッチ」が代表作と言えるが一般的に主人公は現実離れした超人かそれに似たようなのものだった。 diaace01
だけどこのダイヤのAの主人公は甲子園を目指す野球名門私立高校の1年生左投手で別段球速が速い訳でもなくコントロールが良い事もないクセ球のエース志望だけどそうもいかない中継ぎ投手。 
彼の成長を通して野球と言うスポーツの奥深さを教えてくれるのがミソなのだがコミカルな要素もかなりあってジャンルとしてはかの名作スラムダンクの範疇に入ると思う。 daiya
126話を費やして作中はたった半年の物語だというのもスラムダンクそっくりだ。 
部活の中では特に軍隊式上下関係がシビアな野球にあってもこの作品を見れば実際にはかなり変化があるのもなんとなくわかる。 main-header
この作品の特徴は主人公が比較的地味な分その他の多くのキャラクターが実にいきいきと個性的で魅力的な事で丁寧に描かれるそれらの背景についつい感情移入してしまう。 
長年プロ野球を見てるが実際に野球選手だったことがないのて野球と言うスポーツの難しさや奥深さを教えてくれる。 
この作品を見れば昔のように予選から大エースが一人で肩が壊れるまで投げて投げて投げぬいて、と言うのはもはや時代遅れで現代の高校野球も完全に継投が主流だとわかるから、高校野球も厳密な投手の球数制限するべきじゃないかとすら思えてくる。 56850004e9a89f6c04b5
個人的には惚れた腫れたで別れたとか死んだとか言う展開の作品には眠いだけなのに、この手のスポーツ物には何故か思い切り泣けてしまう。
だが現実の某売国新聞社主催、テレビ等マスコミの美談仕立ての高校野球には全然魅力を感じないので中継とかはまず見ることはない(笑) 
あとオープニングテーマをグレイが歌っているのが多いが本当に久しぶりに彼らの唄を聞いたようで懐かしさすら覚えてしまったがこれで再び若い世代にも人気を伸ばしているのかもしれない。 
コミックではまだ続いているようなのでアニメ版のサードシーズン製作を強く要望したい。