
廣島 牛骨らーめん 健美堂。

平成30年西日本豪雨災害の爪痕がまだあちこちに残る(この日も山陽自動車道上りは渋滞していた)東広島市で通常通り営業されているようだ。


夏限定の冷やしらーめんシリーズに7月限定の梅・煮干しそば目当てでやってきた。


あの豪雨のあった日の話を大将としたがやっぱり大変だったようだ。

限定20食のしじみ冷やしらーめん980円。
パッと見は通常のラーメンと変わりない。

ここの麺は一般的なそれより太めの特徴あるタイプなのだが冷たいらーめんにはジャストのようでしっかりとしたコシが心地よい。


チャーシューは通常のラーメンと共用なのかどっちかといえば広島激辛つけ麺のような脂身の少ない淡泊なもの。
だがこれはこれで悪くない。


タマゴはデフォルトで半分だけ入っていてこれは煮玉子ではなく普通のゆで卵だ。

それほどキンキンに冷やされている訳でもなくしじみの存在感もそれほど感じられないのだが旨味がかなり強いドロッとした高濃度のスープ。
これがこの冷やしらーめん最大の特徴で貝ダシながら魚介をそれほど意識させない仕上がりになかなかのセンスを感じる。


長く切られてカールしているネギと水菜の組み合わせはこのスープに実に巧みにマッチングしていて麺がなくなっても全然食べ飽きない。

がっつりスープまで完食。
完全に冷やし中華と一線を画するこの冷やしらーめんはかなりのモンだがこの980円という東広島市にしては強気な値段に地元の人たちが理解をしてくれるのかちょっと不安になる。
個人的にはこのデキならもうひとつの海老冷やしらーめんも相当期待してしまうよのぅ〜。