らをた広島

食べ歩きブログ

製パン王キム・タック





韓国のテレビドラマ。
DVDで観た。
決してSMAPのキムタクのドラマではない(笑)
フジテレビで放送されたのかな。
「瞬間最高視聴率 58.1%!韓国史上5位の平均視聴率をたたき出した2010年最大のヒット作!
まさに現代版「チャングムの誓い」の超話題作、日本上陸!」
とにかく本国でめちゃめちゃ大人気だったようで否が応でも期待は高まるばかりだ。
主役がまだ子供で小役が演じるドラマ初期は韓国ドラマ定石でひたすらガマンガマンだ(笑)
役者は相変わらずどっかで見たような人々がたくさんでてるしいわゆる悪役も以前時代劇かなんかで悪役やっていたヒトだ。
前半はみなしごハッチのような昔懐かしい貧困一直線の古典的展開でパンの話しなんかどこ吹く風のサスペンス仕立てになっている。
やはりと言うか予想通りと言うか主人公が大人になると俄然面白さを増してくる。
周囲の配役もガラッと変わり新展開の連続だ。
破天荒な主人公に相変わらず大袈裟な出生の秘密による複雑な家族関係をベースにしておりギットギトの悪役に因縁の屈折したライバルの陰湿なイジメ、そしてエラい綺麗な女優さんとの有り得ないほどの一途で清く正し過ぎる恋愛。
まあ韓流ドラマの王道中の王道である(笑)
これにいかにプラスアルファの要素が加わるかが面白いかつまらないかが違ってくる。
このドラマの場合、もちろんパン作りなのだがこれがかなり専門的ではあるが素人にもわかりやすく解説されていて非常に面白い。
しかしどうでもよいが主人公の父親のバカさ加減はどうだ!
大企業会長のくせに部下や昔のドラマに必ずいた絵に描いたような悪妻に裏切られ影でやりたい放題なのに全く気づかない。
まあそのヘタレさがこのドラマの全ての下敷きにはなっているのだがそれにしても有り得ないあまりのアンポンタンぶりに見ていてイライラする。
それとその悪役の会長夫人だがこれがまたキレイな女優さんだがゴリゴリのワルモノ振りが凄い。
韓国ドラマには必須のキャラクターとはいえご多分に漏れず切れ味鋭い演技力だ。
主役は新人さんのようだがこのドラマが当たったお陰で一躍トップ俳優になったようだ。
このドラマは現代版チャングムとか言われているけど人間模様に重点が置かれすぎてこのドラマならではのパン作りの奥深さや面白さの表現がやや淡白で希薄なのが残念だ。
しかし韓国での初回視聴率15.7%⇒最終回視聴率50.8%と回を追うごとに視聴率急上昇、瞬間最大視聴率は58.1%、平均視聴率38.7%(TNSメディアコリア調べ)は「チュモン」パリの恋人」「宮廷女官チャングムの誓い」「ホ・ジュン」に次いで韓国ドラマ史上5位を記録するヒットとなったドラマだけのことはある。
古典的典型的韓国ドラマの手法ながら骨太によく作り込んであると率直に思う。