らをた広島

食べ歩きブログ

新広島らーめん麺屋元就 元就らーめん

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舟入にある新広島らーめん麺屋元就
かなりのお久しぶりの訪問になる。
仕事が木曜日定休の自分にとって同じ木曜定休のこの店はちょっとハードルが高めではある。

この店の開店当初からちょくちょく来てはいるのだがなにがどうしてかはわからないが未だにこの一番ベーシックで店名を冠してる「元就らーめん」を食べたことがないことに最近気付いてしまった。

「初訪問はメニュー筆頭を注文する」がラヲタの基本中の基本と知っていながらこの体たらくは自分のコトとは言え許しがたい失態だ(笑)
http://www.dailymotion.com/video/xs2kh4_2_fun
そこで一年奮起して平日たまたま昼にでれるチャンスあったのでちょっとムリしてここまでやってきた。
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新広島らーめん麺屋元就の元就らーめん600円。
まず第一印象は凄い良い薫り。
おそらく香味油由来と思われるが広島ラーメンで薫りにインパクトあるなんてほとんどない経験だ。
もちろんトンコツの臭みなんぞカケラもない。

メニューに書いてあるのでこれは原田製麺の少し太めのストレート麺。
細めの麺を合わせる店が多い中このちょっと太めのストレート麺はザクザクした歯触りと共にその個性を一層引き立てる。

脂身の少ないチャーシューながらトロットロで素晴らしい。
脂の濃厚さも捨てがたいがこういう赤身だけの力強さも悪くない。
好みもあろうがこういうアプローチは面白い。
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何と言ってもこのトンコツ醤油スープ。
コッテリでもないしアッサリでもないいわばコッサリなのだがその塩梅が絶妙と言えるだろう。
なんていうのかな~食べはじめは何かがやや物足りないのだが後半にかけてぐいぐい波状攻撃を仕掛けてくる感じで気がついたら平らげてるってのが正しいかな。

丼をよく観察するとこんな黒いチップのようなものがそこここに浮いている。
なんだろうと思いコレだけつまんでみたのだがおそらくは焦がしネギ??

このほんの僅かな苦みがこのラーメンのグレードを数段階押し上げて無化調ながら最後まで味がぼやけず畳みかけるように食べきれるコトを可能にしているのだろう。

うぬぬぬ~ハッキリ言ってこの内容で600円はバーゲンだと思う。
このクソ暑い中、行列してまでアツアツのラーメンが食べたい心理がよくわかる。
こんなに洗練された広島ラーメンを出す店をちょっと知らない。
メニューにもご自分でネオ広島らーめんを書いておられるが「平の家」さんや「がんぼ」さん「一(ICHI)」さんらのドロッとした濃厚広島らーめん新興勢力とは一線を画すそのデキに舌を巻いた。
既に自分はコレのトリコだす(:D)┼─┤ドテッ!!