らをた広島

食べ歩きブログ

BADBOYS



88年から96年まで「ヤングキング」で連載、田中宏原作による累計発行部数4,000万部を誇る 伝説のコミックが遂に実写映画化!
2011年の日本映画。
自分はこのコミックは読んでいないがこの作品は知っている。
かつて広島市民球場ライトスタンドに「田中宏」って看板があった。
なんのことかわからなくて調べたらどうやら広島を舞台にした漫画「BADBOYS」の作者だとわかった。
この実写版も作品にならい全て広島ロケのようだ。
それはわかるが山本浩二まで出演させるのはちとやりすぎ感がある(笑)
広島弁が飛び交い不良グループの抗争となればどうしてもあの名作「仁義なき戦い」を思い出してしまう。
主演の菅原文太や梅宮辰夫のかっこよさったらトリハダものだったし金子信夫の怪演も語りぐさになるほどインパクトあった。
広島と関係ないが主演の三浦貴大三浦友和山口百恵の息子のようだ。
こんな映画にでるような俳優になっているとは知らなかった(笑)
だけどそれで育ちが良いのが滲み出てしまっておりどうしても不良少年には見えない。
それにしてもこの映画のデキは煮詰めが甘くもうひとつだ。
そもそもセリフが聞き取りにくい部分が多々ありそのせいでストーリーがわかりにくく対立の構図がつかめない。
リアリティのないケンカ合戦を観ているようでハッキリ言って後半完全に飽きてしまった。
広島ロケって触れ込みだがその良さはあまり発揮されておらずこれなら無理して広島でロケしなくてもどこでやっても変わらないだろう。
おそらく原作とはかけ離れた映画になってしまっているんじゃなかろうか?
これほどつまらない映画もなかなかなかろうて(笑)