らをた広島

食べ歩きブログ

らあめん天(福山市松永)

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ここは福山市の西のハズレ。
もう少し西に行くと尾道市になる境目あたりの松永。
ここにらあめん天がある。

最近はナビの進歩でこともなげにやってくることが可能であるが以前ならちょっと見つけられないような場所だ。
普通の住宅街っていうか団地のような場所に忽然とラーメン屋が現れる。
しかももうお昼時を完全に外しているにもかかわらずお店の7~8台は駐められる駐車場は満車。

待ち客こそはいなかったが店内はほぼ満席の大盛況。
厨房ヨコにはこんなでっかい寸胴が置いてある。
もうカラになったのかな?

店内は複雑な造りになっておりなんだか以前は居酒屋かなんかだったのかと疑うような配置。
息子と二人できたのだが6人掛けのような大きめのテーブルに相席で通された。
とにかく初めてなのでここはセオリー通りメニュー筆頭の天らあめんにすることにした。
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きたよ!らあめん天の天らあめん550円。
(* ̄ρ ̄)”ほほぅ…これはこのあたりでは一般的な尾道ラーメンとちょっと違うね~

麺もそう。
平打ち麺か縮れ麺が王道だとしたらここのはそれと異なっており細めのストレート麺だ。

スープも醤油が俺だ俺だと主張しまくるいわゆる尾道系と違って背脂も浮いてない優しい醤油味。
魚介も入っているようでとっても上品で好ましい。
しかし甘めの醤油が災いしているのかもしかして無化調なのかわからないが焦点のぼやけた味でなんとも平たく無個性なため途中から完全に飽きてくる。

そんななか救いだったのがこの炙ったチャーシュー。
これはウマイわ(゚Д゚ )ウマー
旨すぎてこのチャーシューしか印象に残らない。

仕方が無いので卓上に置いてあった辛子のもやしを投入。
う~~ん辛味が追加されたまあまあ良くなったが更に無個性に拍車がかかり意地悪い言い方をすると即席ラーメンに毛が生えたような感じに・・・・

甘辛い背脂醤油ラーメン全盛のこの地域ではこういう違うベクトルを向いたラーメンの存在が珍しいのかどえらい流行っている。
でも個人的にはキャラクターがあまりに希薄すぎるのでわざわざ松永まできてまで食べる意味は失われたと思わざるを得ないらあめん天だった。